初デートのはじめの5分で結婚を決めてから、10年
夫くんのことを書いてみたいと思います。
すっかり忘れていましたが、今週で結婚10周年を迎えることに気付いたからです。
夫くんはこんなヒト
我が夫くんがどういう男性かというと、外見も中身も、爆笑問題の田中くん、あるいはキャイーンの天野くんみたいな感じのヒト。
丸っこい小さな体でニコニコしているので、基本的には親しみやすいのですが、どこかダークでしっかり者、という食えない男です。
万人に羨まれるイケメンではありませんが、ワタシは田中くんも天野くんも好きなので、ほどほどに幸せです。
太田さんやウドちゃんと結婚しても苦労しそうだし・・・ていうか、つまりワタシは太田さんやウドちゃんのポジション・・・?
とにかく、そういう夫とワタシ。
初めてのデートの、しかも最初の5分で「このヒトと結婚しよう」と思ったお話です。
初デートの待ち合わせでのハプニング
記念すべき初デートは、当時、桜木町駅前にあったアップルパイ屋さんでした。
どうもどうも、とお互いにぎこちなく挨拶をし、さて今日は・・・と言いかけたところで、ワタシが熱々のコーヒーが入った紙コップを、派手に倒しました。
うわあー・・!!
コントみたいなベタな状況なのですが、ここからの夫くんの行動が、ポイントだったわけです。
まずワタシに「大丈夫!?」とハンカチをトス。
そして隣の席の人に「すみません、大丈夫でしたか?」とすかさず頭を下げています。
状況の確認&謝罪が完了したところで、カウンターへ走ってお店の人に説明し、台拭きを2枚ゲット。
ワタシがお店の入り口にあった紙ナプキンを手にオロオロと戻ってきたときには、キュッキュッとテーブルと椅子を隅々まで磨き上げ、「びっくりしたよー」と、ニッコリ笑いかけたのでした。
100点じゃないですか。
今思い出しても、やっぱり100点です。
他のヒトならどうだろう
たとえば・・・ワタシは、ワタシが知る数少ない男性陣の行動パターンを想像しました。
有能だけど理屈っぽい元カレだったら、掃除はお店の人に任せるに違いありません。ていうか、たぶん一瞬イヤな顔をするし。
人が良い我が兄だったら、心配はしてくれるものの、こうテキパキとは動けないだろう、と思いました。
それに比べて。このヒト、100点。
結婚してもだいじょうぶなんじゃないか、と直観したのでした。
このデートの後も交際期間があり、年齢やら経歴やらに迷うべき点はそれなりにありました。しかし、このときの直観を覆す決定打にはならず、そのまま結婚したのでした。
パンとコーヒーの毎朝が幸せ
以上、ワタシの側からの「結婚を決めた理由」です。
夫くんの側の理由は、知りません。
10年間、あれこれ衝突はしつつも、一緒に暮らしを回しています。
在宅勤務で時間に余裕のある日には、コーヒーを淹れて、パンを焼いてくれる夫くんです。
イイ話のような、無謀なような馴れ初めエピソードでした。
いつか、ムスメに話してあげる日が来るかな?
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