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短編小説集

24
物語は心の栄養。スキマ時間に圧倒的読書体験をどうぞ。
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#短編小説

カカシのこと 【短編小説】

 多様性が大事にされる現代社会。尊重と寛容。それでも、カカシはみんなからはぐれてしまった…

森下千尋
2か月前
34

ヴィンテージ【短編小説】

 ロレックスを左手首に付ける。午前十時五十五分を指す針を見て、作業机の前に立つ。学校の先…

森下千尋
5か月前
34

【掌編小説】ひまわり/セーブポイントの先で

 ひまわり  花の絵を描いてくれと娘にせがまれたので仕方なくクレヨンで適当に数本描いた。…

森下千尋
9か月前
12

皇居ランでつかまえて

 走っている、あなたに会いたくて走っている。        ***    電話だ。塚元美…

森下千尋
1年前
22

はじまりを告げるレインボウ

     春  初心者でも簡単に育てられますよと言われて買った、ガジュマルを枯らした。こ…

森下千尋
1年前
8

幻想のワンナイト

 九月二十五日 土曜日    「やっと見つけた……」  新宿最大級のクラブ『W』メインフロ…

森下千尋
1年前
6

空中散歩

 「あれがいい」  私が指差した方向をハラミ先生も目で追いかける。  「あれに乗りたいので、おごってください」  勇気を出して言った私を見て先生は、驚いたような困ったような顔をする。  YOKOHAMA AIR CABIN。  「あ、足が疲れちゃって。荷物重いし、もう戻らないとだし」  一緒に乗るための口実を口早に喋る。そう、私は疲れちゃって、歩きたくなくて、お金もあまりないところに、偶然先生を見かけてお願いしているのだ。思い込んだら本当に疲れた気がする、単純な私。ハラミ先生

きみとグッデイ

 潮風に吹かれる小高い丘の頂上に、トキばあと介護ロボットのグッデイは住んでいました。  …

森下千尋
1年前
14

なまけものおやじののこしたローファー【短編小説】

 おやじが死んだ。  おやじはどうしようもないなまけものだったと(または、姫路でもトップ…

森下千尋
1年前
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【リラクゼーション・短編小説】ぐるぐる回る世界とささやかな日常に祈りを

 コロナ禍での出産だった。  男の子でも、女の子でも『空』と名付けようと決めていた。  …

森下千尋
2年前
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【短編小説】2・3月更新情報

カクヨムに、短編小説を二本書きおろしました。 一本目は、 【幻想のワンナイト】 恋愛モノ…

森下千尋
2年前
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【掲載のお知らせ】百花No.6 文藝書房

12月23日発売の 百花No.6 文藝書房に、 短編小説・睡眠ラジオが掲載されております。 下記…

森下千尋
2年前
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鬼ヶ島フリースタイル合戦

 バイト後、すっかり暗くなった帰り道。スマホにイヌからの着信が入った。  「ワッツアップ…

森下千尋
2年前
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線の上で踊る

ブックショート ソラーレアワードにて 優秀作品受賞作(2020年) その後、頂いたチケットで名古屋へ。 家族旅行をプレゼントでき、本当に感謝です。 本に囲まれた贅沢な時間、最高でした。 そのとき感じたことがブックショートという短編へ。 物語の先に、また新しい物語があって それがやっぱり面白いからまた作り続ける。