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労働美について #ポケットエッセイ vol.2 

私のバックグラウンドは統合失調症で障害を抱えていること、事業の失敗で生活破綻した経験があること。

現在は障害者雇用で事務補助の仕事をしている。

まともな就労に至るまで10年以上の月日を要した。

入院、長い通院生活、デイケアでの体験、就労移行支援の利用でようやくここまでたどり着いた。

就職が決まったとき、顔見知りの清掃員のおばちゃんが自分のことのように喜んでくれた。

「私も頑張るからあんたも頑張るんだよ」と送り出してくれた。

以前、おばちゃんにモップを持たせてもらった。
水を含んだモップは想像以上に重かった。
私よりも小さな身体でいつもみんなのためにキレイにしてくれている。
「若い人たちにはまだまだ負けられない」とおばちゃんはよく言っていた。

何だかわからないけど、昔よく聴いていた佐野元春さんのsomedayが流れてきた。

まごころがつかめる その時まで
someday🎵~

健やかな労働が日常を照らす!!
私たちの労働が不健全なものになれば心が荒れ生活も荒れ果ててしまう。
それは自然環境の破壊につながり、ブーメランになって私たちの日常生活に襲いかかってくる。

私の現在の仕事は郵便の仕分け、発送、パソコンを使った事務作業、ファイリング、シュレッター、社用車の洗車、掃除、ゴミ出し、電話の取次ぎ、帳簿など。

目の前の作業をタンタンとこなし質と量を高めていき健やかな労働の美しさを極めたい!!

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