今更だけど『君たちはどう生きるか』

すごい今更。7月公開で見たのが年明けた1月。なんで見なかったかというと、『単純にジブリで育ってないのでそこまで興味がなかった』『仲のいい友人がよく分からなかったと言ってた』、この2点。

でもさ、気になるじゃん？やっぱり。
これだけ世の中盛り上がってるんだし、見ておかないと損でしょ。
で、今更見に行ったって経緯。

特段映画好きとかではないし、アニメに関しては苦手意識があってほぼ見たことない。
だから詳しいレビューとかではないんだけど、この興奮感をどうにか伝えたい。そして、僕と同じような人になんとか滑り込みで見に行って欲しいってわけ。

広告を打たないってのが話題になってたじゃん。
あらすじも登場人物も何も分からないわけよ。今時そんな事ないよね？
だから、この時代にほぼ前情報無く新しいエンタメ楽しめるんだし、絶対見ておいた方がいい。

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冒頭、サイレンが響き渡る火事のシーンからちょー引き込まれるのよ。
始まり方フェチ（？）なので、このオープニングだけで見に来てよかったと思ったね。

トラウマ級の映像もすごい。
自分が知らないだけだったんだけど、アニメでこんなに表現できるんだって思った。
普段大味の映画ばっかり見てるから、心の芯を抉るようなシーンに恐怖かつ感動。
ちなみにその夜は悪夢を見た。

ストーリーについて。
たしかに、考察の余地がたくさんあるという点では『よく分からない』っていうレビューも分かる。ただ、別に一回で全て理解する必要もないと思ってて。
というのも、普通にファンタジー要素強いよね？
『亡くなった母に会いに行く冒険ストーリー』的な見方で全然楽しめる。
青鷺とかもドビーみたいな面白いキャラクターだったし。

このファンタジーをベースにしつつ、考察の余地が残されてる映画って考えたら、すごい上質なエンタメだと思う。表面だけなぞるもよし、哲学に絡めてもよし、宮崎駿の人生に絡めてもよし。
個人によって楽しみ方が変えられるし、おそらく人生のどのタイミングで観るかによって感想も変わる。

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どうしてもガールフレンドとこの感動を分かち合いたくて見に行くよう促してるんだけど、興味ないらしい。もどかしい。