見出し画像

【絵本紹介】せかいでさいしょにズボンをはいた女の子

春休みに実家に帰省した際、「こども本の森 中ノ島」に行ってきました。訪れるのは3回目かな。帰省したの定番お出かけスポットになっています。

「自然」「食」「未来」「生きること」など、カテゴリーごとに数えきれないほどの絵本が並んでいて、私一人でも行きたいぐらい。偶然の本との出会いが溢れているんですよね。上の写真のように階段で自由に本を読めてとても落ち着きます。

そこで、見つけて思わず涙ぐんでしまった本がこちら。

女性をコルセットから解放するなど、女性の装いを自由にした人物として、ココ・シャネルのことは知っていましたが、これはシャネルが注目されるよりも100年弱ぐらい前のお話。
シャネルもすごいけど、そんなシャネルも自由を求める女性が繋いできたバトンを受け継いだ一人だった。そして、彼女たちのずっと後(と言ってもそんなに前じゃないけど)を生きる私もその文脈の中にいる。
私が当たり前にズボンが履けるのは、彼女たちのように、勇気を出して扉を開いてくれた人たちがいたからなんだなぁ…。

購入後、娘たちとも読んでみました。ついつい、「今度は逆に男の子がスカートを履いたっていいよね。」など一言挟んでしまうのだけど、ジェンダーとか年齢とか、立場にとらわれず、誰もが主人公の女の子のように「男の子の服じゃない。わたしはわたしの服をきているの」と胸を張れる社会になってほしい。

女の子のお父さんのことばがまた名言。ぜひ多くの人に手にとってほしい本です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?