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子どものこと、しっかり見てますか?

現在、少子化が問題視されている日本で、子ども教育というものがより重要視されている。その影響もあって、現在では先取り教育をさせている家庭が年々増加傾向にある。さらに、インターネットなどの発達により、教育現場でもタブレット端末の導入をしているところ、検討しているところなども増えてきている。世の中的にはとても便利になってきているのは間違いない。しかしその反面、子どもとの日常で、しっかりと向き合えていますか?

親が見ているのは子どもではない

飲食店で働いているとき、飲食店へ自分で行ったりすると、よく子ども連れの家族をよく見かける。それも、まだ幼稚園・保育園生といった幼児たちを持つ家族連れだ。皆さんもご経験のある方が多いと思いますが、小さい子どもが店内で大声を出したり、大泣きするような場面に遭遇する経験が。そこはまだ子どもですし、仕方のないことです。赤ん坊や幼児たちの仕事ですから。そこは皆さん割り切っているかと思います。

一方で、大声を出してうるさくしている親の立場からすると、大声を出してうるさくすると、周りのお客様に迷惑だということを理解しているため、子どもをいち早く黙らせようとします。または、そうならないように、あらかじめ静かにさせるための策を打っているかと思います。

しかし、その中には子どもに決してやってはいけない教育法が存在するのです。


それが・・・・・・


子どもにスマホを与えて動画を見させて黙らせる

ということです。


私は普段、「絶対に」ダメとか、「絶対に」反対ということはめったに口にはしません。しかし、今回ばかりは、「絶対に」と言わせていただきます。

多くの親が子どもにスマホで見させているもの。それは「幼児向けの動画」です。

例えば、Eテレでお馴染みの「おさるのジョージ」や、大人も知ってる「アンパンマン」などなど、そういった動画です。中には、今流行の「鬼滅の刃」などを視聴させている親も目にします。

このような発言をすると、こう思う方もいるかもしれません。

「家でテレビを見るときは幼児向け番組を見てるんだから、場所が変わっただけで、見てるものは一緒なんだからいいんじゃないの?」

「子どもも動画を楽しそうに見ているし、それだったら子どものためにもなるんだからいいんじゃないの?」

このような意見をお持ちの方も、いるかもしれません。

たしかに、家で見ている番組は、外ではテレビがないから、代わりにスマホで同じモノを見させるという考え方も、確かに理解できます。一見、それは子どもに対して正しいことをしているのかもしれません。

そこで、私から一言言わせていただきます。


外にいるときにしかできないことをやりましょう!


家に帰ればテレビがあって、また同じモノが見れます。しかし、皆さんは飲食店へ何をしに行ってるんですか?当然ですが、ご飯を食べに行っているんですよね?外で食べるご飯を、家族で共有・共感して、楽しい一時を過ごすためですよね?

子どもと過ごす時間を、親自身がもっと大切にしていかなければなりません。


躾けるのにスマホを使うことによって起こるデメリット

ある親は、子どもを静かにさせるためだったり、子どもを躾けるためにスマホで動画を見せている人もいます。しかし、この躾け方は、一時的には静かになり、言うことを聞いてくれるかもしれません。

しかし、それが何年も続いていくとなったらどうでしょうか?まず身体的なもんで言うと、子どもの視力はどうなるでしょうか?子どもの姿勢はどうなるでしょうか?不安視されることはたくさんありますよね。


子どもの不登校や無口になるのは、小さい頃の躾け方がほぼすべて影響する

先ほど、飲食店での子どものスマホでの動画視聴のお話をしましたが、タイミングとしては料理を注文した後に、料理が来るのを待っている時間ですよね?

外にいるときにしかできないことをやろうと言いましたが、では、料理を待っている間に子どもと一緒にできること、


それは・・・・・・

コミュニケーション(会話)をすることです!

子どもが不登校になったり、口をきいてくれなくなる理由の1つとして、普段の家庭内でのコミュニケーション不足が挙げられます。

自分の気持ちを素直に言い表すことができなかったりするのは、普段から人と話をする機会が少ないことと、1番は、親が子どもを見つめながら話を聞いてくれていないということです。

親が普段から見ているのは自分の子どもではなく、スマホになっていませんか?スマホに時間を奪われていませんか?子どもはそういう親のことをよく見ています。親の背中次第で、子どもはまっすぐにも育てば、曲がった育ち方もする。

勉強好きな子どもに育てたいのであれば、飲食店で料理を待っている時間に、子どもに勉強をさせるだけでなく、一緒に勉強をしてください。読書好きな子どもにさせたいのであれば、一緒に本を読んでください。だって、スポーツ好きな子どもに育てたいのに、外で遊ばないのはおかしいですよね?

子どもにさせるのではなく、親も一緒にやるのです!

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