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感情的なったら負け
「子どもに自分のいうことを聞かせたい」と思っている人は多いでしょう。そのため、つい口調が強くなってしまうこともあるかと思います。
しかし、そこに落とし穴があるとしたら、どうでしょう?
感情的になったら負け
親や教員など、人に何かを教える立場の人であれば、「なぜ指示したことができないのか」といった経験をされた方も多いのではないでしょうか?もちろん指示の仕方であったり、意図が伝わっていないというのもありますが、そこを感情的になって怒るということは絶対にしてはいけません。
よく、口うるさい指導者を目にすることがあります。少年野球・サッカーなどのクラブチーム。中高の部活の顧問などもそうです。選手がミスをしたり、気が抜けていたりするたびに、感情的になって怒る指導者を皆さんは目にしたことがありませんか?
選手や学生になった気分で想像してみてください。普段から常に怒っている指導者を見ると、「今日もうるせぇーなー」「また怒ってるよー」「また始まったよー」と、正直あきれるほどにまでなってますよね。普段から感情的になっている人って、底が知れる感じがして、魅力的ではなくなってしまいます。
一方で、普段はほぼ無口で、いつも何を考えているのか分からないような指導者であればどうでしょう?「あの人は何を考えているのだろうか?」「自分たちにどうしてほしいのかな?」と、自分たちで考えるようになりませんか?
そうなんです。実はこれが指導者の狙いなんです。
普段滅多に感情をあらわにしない人って、気持ち悪くないですか?何を考えているのか分からないですし。しかし、選手や学生からの質問にはきちんと答える。
そんな人が、突然怒り出すとどうでしょう?「この人怒らせたらヤバいな」「この人もきれるんだな」となりませんか?
しかし、実はここでも「感情的に」怒っているわけではありません。選手・学生の「その瞬間」に目を向けているのではなく、「未来」を見ているのです。
選手・学生の「自立・自律」のために、感情を滅多に表に出さないことで、勝手に自分たちで考えてもらうことこそが、指導者の狙いなのです。
一喜一憂せずに、子どもたちの未来を見据えた指導をすることが大事だと思っています。
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