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自分が満たされたいと願うのであれば、まずは相手のことを全力で満たしてやれ!

「自分のことを理解してもらいたい」「人から感謝される人間になりたい」などの欲求のことを、「承認欲求」と呼びますが、人間誰しも「他人から認められたい」と願う生き物です。もちろん私にだってあります。

他人から認められることによって、「自分は必要とされているんだ」と認識し、そこからさらに力をつけていき、次に「自己実現の欲求」を満たしたいと思うようになります。

何か、教育をされている方、指導をする立場の方であれば、「子どもたちから感謝される先生になりたい」「部下から慕われる上司になりたい」などの欲求がある人も多いと思います。そういった目標があって、先生を目指す人もいるかと思います。とても素晴らしい志だと思います!

しかし、自分の欲を満たすためであれば、何をしても良いというわけでも当然ありません。自分の欲さえ満たされればいいのではなく、自分も相手も満たされる「win-win」の関係性が築けて、初めて欲というのは満たされたと言えると、私は考えています。

では、相手の欲を満たすとは一体どういうことでしょうか?


それは、「相手に感謝の言葉をかける」ということです!

学校教育で例えるとわかりやすいので、学校教育の場面でたとえをすると、子どもたちは先生に褒められたいから頑張ったり、見てもらいたいから一所懸命何かに取り組むのです。ここでは「褒められたい」「見てもらいたい」という欲求が子どもたちにはあります。

もし、子どもたちが成果を出したら、全力で「ありがとう!」と伝えてあげましょう!「ありがとう」。ありふれた言葉ですが、私はこの言葉が大好きです。言われて1番嬉しい言葉だという方も多いのではないでしょうか?

教員は、子どもたちにどれだけ日々の中で「ありがとう」と伝えられるかが重要になってきます。どんな些細なことでもいいんです。

例えば、子どもたちが何か落とし物を届けに来てくれた時に「見つけてくれて、届けに来てくれたんだね。ありがとう」と伝える。

配布物を配ってくれたときに「気を利かせて配ってくれたんだね。ありがとう」と伝える。

こういった日々のありがとうを伝えるといった積み重ねがあって初めて、子どもたちから感謝されるようになるのです。

子どもたちは言葉に敏感です。悪気のなかった「ばかやろう」という言葉でも、真に受けてしまう子どもはいっぱいいます。実際私がそうでした。

言葉は力です。しかし、使い方を間違えばそれは「凶器」へと形を変えるときもあります。どんなものも「使い方」と「使う人」によって、その良さが表れるのだと思います。

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