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退職後の一週間

3/31   最終の出勤日をなんとか終え帰宅。緊張状態からは脱せず、望んでいた安堵にはほど遠い気分。実母に電話し、今日までの出勤をなんとか終えることができたと報告した。
一時間後に夫が帰宅、そのまま外出。今後のさまざまなことについて、会社の顧問公認会計士と面談する約束があったから。
私が退職したい旨を申し出てから、姑は顧問公認会計士のT氏に私の引き留めを依頼した。というか、自分たちの過去から現在に至るまでのふるまいが原因なのに第三者へ依頼するって何だよ、まず自分たちの行いを謝罪してほしい、と思った。
T氏は説得できると自信があったのかもしれないが、退職を思いとどまる気はないことを繰り返し、五月末での退職を決定。面談後、今度は自宅の近くで飲み会を開催している従業員さんたちのところに合流し、これまでのお礼かたがたご挨拶。ビールを二杯のみ、タラの芽の天ぷらを食べた。気持ちは全然ほぐれなくて、なんだか自分はショック状態にいるな、と感じた。

4/1  ほんとうなら朝起きて出勤の用意をするところの金曜日。行かなくていいのだ、という解放感はありつつも晴れた気分にはならなくて自分でも驚く。沈んだ気持ちのままだったけれど、計画していた通りリセットのための作業を開始。シーツの洗濯をして、美容院でのヘアカット。
大物洗いコースで時間をかけてシーツを洗い、干してから美容院へ。
顎ラインのボブだったのをすっきりショートに。男の子みたいになってちょっぴりかわいいかもしれないと思った。

4/2  土曜日。近所の店へひとりランチ。酢豚がおいしい。
午後から、五年ほど続けている週に一度の図書館ボランティア活動へ。活動のかたわら図書館業務についての知識を学ぶ研修も並行して続けているが、ベテランの職員さんに、「研修、頑張っておられますね」と声をかけてもらった。見てる人は見てる、という言葉がとても好きだけれど、こうして時々、実りがあるからすごくうれしい。

4/3  社用車を失うので自分の車を新しく購入すると決めた。夫と一緒に、ネットで見当をつけておいた中古車を見に行く。
赤の軽自動車。二社に同じものがあり、走行距離がちょっと違って、価格が九万円違う。二社とも見に行ってきた。
長年ブルーマンデーに苦しんで、明日になればまた夫の両親に会わなければならないという思いに押しつぶされそうな時間を長く過ごしてきたけれど、それから解放されて少し、日曜日の夜を気楽に過ごすことができた。

4/4 午後からハローワーク。求職登録をしてきた。帰りにレンタルショップで「八重の桜」七巻と八巻を借りる。夫と一緒に少しずつ楽しんでいる作品で、ものすごく面白い。今の私には心にしみる。

4/5 今日は出かけず、一人自宅で過ごした。ハローワークの求人票を眺めてみると、応募してみたいものっていくつかある。

4/6  赤の軽自動車、夫と職場の先輩従業員さんと一緒にもう一度見に行った。検討の結果、九万円安い方にした。
これからお金はかかるけど、社用車を失った代わりに手に入れたものもあると信じ頑張っていこうと思う。

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退職当日からの一週間。もしかしたらまだ正気に戻ってないのかもしれないと感じる瞬間もある。次の仕事が決まれば落ち着きを取り戻せるだろうか。

その後の記録






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