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「悩んで決められないところ」は欠点?

こんにちは、トミモリです。
今日は「悩むことは悪いこと?」というお話です。

「悩んで決められないところが欠点」だという、うちの子の話


先日、うちの子(8歳)が
「悩んじゃってなかなか決められないところが、私の悪いところなんだよね」
と言っていました。

確かに、外食の時のメニューを決める時にも、
マスキングテープを買いに行った時にも、
「どれにしよう……」
と散々悩んでいる姿をよく見ます。

おそらく、私と過ごす時間以外にも、
学校での授業中やお友達との生活の中でも、
「なかなか決められない」
ということがあったため、

「悩んじゃってなかなか決められないところが、私の悪いところなんだよね」
という、自己評価になっているのではないかと思います。


悩んで決められないことは、悪いだけのこと?

現在、うちの子の中で
「悩んでなかなか決められないこと」=「悪いこと」
となっているようだったのですが、

実際「悩んでなかなか決められないこと」は悪いことなのでしょうか?

「私、優柔不断で決められないんです」
という、なかなか決められないということが、悪いことばかりではないのですが、
勿体無い時もあるのかな、というのが私の意見です。

悩みすぎて、時期を逃すことがある

まず、悩んで決められない時にもったいないことといえば、
時間をとりすぎて時期を逃すことがある、という点があるのではないでしょうか。

先ほどのうちの子のような、外食のメニューやマスキングテープの柄などは、
どんなに悩んで時間を取ったとしても、その日その場で解決することではあります。


ただ、
「やろうかどうしようか迷っている」
「購入しようかどうか迷っている」
「連絡をとったほうがいいのかどうか迷っている」
といった場合、
その機会を逃すと、
「この次」の機会がなくなってしまうこともあります。

ですので、
悩みすぎて、それを選ぶ機会を失ってしまうかもしれない、という点においては勿体無いのかもしれません。

悩みすぎて、最善策だけを良しとしてしまう

次に、悩んでしまうことが癖になってしまい、
「自分にとって一番いい選択肢を選ばないといけない」
という、最善策を常に求めてしまっている、という状態になっているのが勿体無い、という点があります。

みんな、どうせ選ぶなら自分にとって一番いい、最善策を取りたい、と考えるのは自然なことです。

より良い方を選びたい、一番いい方を選びたくて、
どっちが自分にとっていいのかを悩んでいるんですよね。

ただ、いつも最善策だけを選ぼうとしても、選べないこともたくさんあります。

そんな時に、
「最善策を選べるようになるまで待つ」
という方法にしてしまうと、
いつまで経ってもその物事についてあなたは選べないままかもしれません。


時には、自分にとって最善策でなくてもいい、
二番目、三番目の「これがいいかも!」
を選んでみてもいい。

そんなことを意識してみることで、
今まで選びきれなかった物事を動かしていくことができ、
結果的に自分の最善策に近づいていくことができるのかもしれません。

ですので、最善策しか良しとできないようになっているのであれば、もったいないのではないでしょうか。


悩みすぎているのに、決めた結果を後から後悔するのが勿体無い

悩んでいるということは、過去に何かを決めた結果がうまくいかなかったことがあったのかもしれません。

また、悩んで決めたことではなくても、
「あっちを選んでおけばよかった」
と後から後悔したことが強く印象に残っていることもよくありますよね。

ただ、何事もそうですが、
自分が選ばなかった方を選んだとして、そっちが必ずうまくいくとは限りません。


もしかしたら、選ばなかった方を選んだら、
今している後悔よりももっと大きな後悔に襲われるかもしれませんし、
全く何にもならず結果も出なかった、ということもあります。

選ばなかった選択肢の方が魅力的に見えてくるのは、どうしても仕方がないこと。

それもりも、自分が悩み考え選んだ選択肢を
「こっちが正解だった!」
と自分の中で正解にしていく方が良いのではないでしょうか。

ですので、選ばなかった方をより良いものとしてみてしまうことはもったいないと思いますよ。


決める時に悩める人は、失敗が少ない人!

優柔不断な人、何かを決める時に悩んでなかなか決められない人は、
何も考えずパッと決めてしまう人よりも、
その後の結果の失敗が少ないのではないでしょうか。

何かを決める時に悩んでなかなか決められない人は、
その物事に対していろんな面から検討ししっかり考えられる人。

ですので、悪いことばかりでは決してありません。


「悩んで決められないことが欠点」への、今の私の答え


そんなことを偉そうにいう私も、
どちらかというと決める時には悩んで決められない人ですし、

せっかく決めたことに対しても、
「もう少し考えて準備してからやればよかったかも」
なんて後悔までしてしまうのですが。

ただ、今の所の
「悩んじゃって決められないところが、私の悪いところなんだよね」
という子供の言葉に対しては、

「決める時に適当に決めてしまうよりも、決める時にしっかり自分の頭で考えて、悩んでから決めることはむしろ良いところ!」
というのが、私の答えです。

それに付け加えることとしては、
「ただし、自分がこれだとちゃんと考えて決めたのだから、決めた後から悩まないこと。」
というものもあります。

後半のことについては、子供に対してというよりも、むしろ自分自身への戒めが強いのですが。

そんな風にしっかり考えてから決められる自分のことは、すごいとおもったらいいですし、

そんなすごい自分が決めたことを、後から「ダメだったかも」と悩まないようにしていければ良いですね。

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