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自分の話を聞いてくれない相手に出会ったときには

こんにちは、トミモリです。


今日は「みんな“自分が正しいと思っている“と思うくらいがちょうどいい」というお話です。


あなたは、誰かと話をしていて、

「この人、なんだか話を聞いてくれないな」とか

「何回も言っているのに、全然わかってくれないな」とか、

そんなふうに感じたことがありますか?



おそらく、

「(何回も言っているのに、)全然わかってくれないな」

の方は、

全く知らない他人の人よりも、

身近なパートナーや子供、親に対してと言ったように、

自分にとって近いところにいる人に対して感じたことが多いのかもしれませんね。



そんなとき、あなたはどう感じるでしょうか?


「もう、何回も言っているのに、全然直してくれない!!」

「あれだけ言っているのに、伝わってない!!」


そんな風に感じ、苛立ったり、悲しくなったり、
そんなこともあるかもしれません。



そんなあなたの身近な人であるのに、

どうして相手はあなたの話を聞いてくれないと感じるのでしょうか?




実は、人は自分で思っているよりも、

『自分の考え方が正しい』

と思っているところがあります。


だから、自分の考えと違うところに対しては

無意識に心のどこかで

「それは違うな」

と、最初から聞く耳を持たない、というところがあるんですね。



「そんな、自分の方が正しいなんて思っていないですよ!」

と思われる方も多いかもしれません。


普段、謙虚な人こそ、そう感じるのかもしれませんが

「自分の方が正しい」と感じていることに対して、

あまり謙虚か謙虚ではないか、という部分は大きく関係しません。



これまであなたは何十年か

『自分』

として生きてきた中で、知らず知らずのうちに


「自分の考えは正しい」

という無意識の考え方に対しての根拠を、

日頃目にする情報や考え方の中から都合の良い事実にばかり注目して、

『自分の考えは正しい』

の証拠集めをしてしまいがちだからです。



自分が気になっているものがあれば、街を歩いていてもそればかりが目につくようになるのと同じように、

自分が既に持っている考え方を肯定するために

都合の良い情報ばかりを集めてしまうんですね。




なので、無意識にではありますが、

あなたの中のあなたの意見に対して

「自分の考えは正しい」

という都合の良い証拠が揃っているため、


「自分の考えは正しい」

と思っている、というところがあるんですね。




ただし、これはあくまで自分の中だけの話です。

自分の中の無意識での証拠集めなだけであって、


それが本当に世間一般的に『正しい』考え方なのかはわかりませんし、

自分にとっての

「自分の考えは正しい」

があるのと同じように、


相手にも

「自分の考えは正しい」

が存在している、ということでもあります。



そして、人は自分が正しいと思っていることと違う意見を言われると

「そんなはずはない!」

と反発してしまったりするんですよね。



実際に反論する言葉が相手に対して出る時ばかりではないのですが、

元々持っていた

「自分の考えは正しい」

の意見と違うことを、
そう簡単には認め受け入れることは、なかなかありません。



尊敬する上司とか、メンターとか、そう言った立場の人からの言葉だったり、

学んでいる最中の講師の人からの指導だったりすれば

「そういう考え方もあるのか」

と素直に受け入れられる余地もありますが、


自分の家族やパートナーなど、身近であればあるほど

「自分の意見の方が正しいでしょ」

に陥りやすい場合が多いです。



ですので、誰かに何かを伝えようと思ったときには、

特に

「こういう風に直してほしい」

ということを伝えるときにはなおさら


「相手は自分の“正しい“を受け入れてはくれないかもしれない」

くらいの気持ちで伝えるくらいでちょうど良いのではないでしょうか。



そうすることで、

「また、私の話を聞いてくれない!!」

というイライラが、少し軽くなるかもしれません。



また、それと同じくらい、

「私のこの“これが正しいでしょ”は、
相手にとっては思ったよりも正しくないかもしれない」

くらいの気持ちも、持っていると、

また柔軟な見方で世界が見えるかもしれませんよ。



ぜひ、お試しくださいね。

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