一日の中の「スキマ」を楽しむ

こんにちは、トミモリです。
今日は「あなたの予定に“スキマ”を入れよう」というお話です。


あなたは日常に「余白」がありますか?
「日常の中の余白」ってなんだろう、と思うかもしれませんが、

「余白」とは一般的には
「文字等が記していなく、白く残っている部分」
のことです。


その用紙やスペース全体のうち、
文字や画像などの“メインで見せたい部分“以外の
空いた部分や、紙の端の空間、空きスペースなどの部分が
「余白」になります。

そういった、目で見える部分の余白についてはわかりやすいですよね。

ポスターや文書、チラシや、
ウェブ上の記事などの余白は、

うまくバランスが取れていないと
「ぎゅうぎゅうに詰まっていて、見えにくい」
と感じたり、

反対に空きすぎていると
「なんだか寂しい」
と感じてしまいます。


そんな余白ですが、日常で実際に目でみてわかる
「空白部分」
は、文書やポスターなど意外だと、
部屋の余白としてのスッキリした場所だったり、
ファッションとしての引き算したスッキリさだったり、
持ち物を減らしていく事だったりします。


計算して綺麗に整っている場所もいいのですが、
ただただ、ぎゅうぎゅうに詰まっていると、
なんだかちょっと息が詰まるような気がしませんか?

そんな、目で見てわかる余白もとても大切ですが、

それ以外でも
「時間の空いている部分」や
「考えや感情の余裕部分」
といった
「目に見えない余白」も、
見えない分、意識して取るようにすることが大切です。


「時間の空いている部分」
とは、文字通り予定のない部分ですね。
毎日手帳にスケジュールがぎっしり、という人もいますし

手帳にスケジュールなんて書かないけど、という人も、
何気なく日々を過ごしていると、
毎日同じように過ごしてしまい意識せず
「いつものスケジュール通り」
で埋まっているということもあります。


もちろん、忙しいことが悪いわけでも
なんのスケジュールもない人が偉いわけでもないのですが、

人間は意識しないとついつい
余白を埋めようとしてしまう生き物だったりします。


時間でも空間でも、空いていると
「ここ空いているから、何か入れないと」
と考えてしまうところがあるのですが、あなたは心当たりがありますか?


なので、何も特に思わず日々を過ごしていると、
意図して
「何もしない時間」
を持つことは、あまりないと思います。


ただ、この
「何もしない時間」
というのを定期的に自分に許してとってあげることで、
じっくり自分を見つめ直したり、
思いがけない自分の本心に気づく機会になったり、
思ってもいなかったようなひらめきが降ってきたり、
そんな時間に化けることがあります。


そしてこの余白の時間を継続して取るだけでも、
その後の、
自分の考えや感情の余裕に繋がる時間になっていくはずです。


最初は
「意味ないでしょ」
と考えて、何もしないことを馬鹿にしたりするのかもしれません。

でも、おそらく日々何かに追われている時間は、
「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ」
と気持ちも焦っていると思います。


そんな焦りから、少しの時間でもいいので
「あえて距離を置いてみる」
そのくらいの気持ちの時間を持つことで、
ちょっとその焦りの気持ちから
冷静さを取り戻すことができると思いますよ。


ですので、
自分の為にも何もしない時間をスケジュールにぜひ入れてみてくださいね。


日頃忙しい人は、そんなスケジュールを入れてしまうと
「何をしよう」
と不安を感じると思います。

でも、贅沢なこの時間を、1日の中でちょっとでも意図的に自分に用意してあげてみてください。


とった後に何もなくても、
何かに気づかなきゃとか、
何をどうしようとか、
何も生み出さなかったとか、
そんな後悔はしなくて大丈夫です。

それを許してあげられたこと自体が大切なのです。


ポスターや文書などの余白と同じ。
人生もバランスです。
余白だらけの人生も、
ぎゅうぎゅうにつまった人生も、
どちらを選ぶこともできますし、
どちらが心地よいかは人によって異なります。


どんなバランスの人生が良いのか、
そんなことを考えるためのきっかけに、
ぜひ自分のスケジュールに
「何もしない」
の時間を用意してみてあげてください。

最初は3分でも5分でも大丈夫、
スマホも置いて、何もしない、
そんな自分を許してあげてみませんか?


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