見出し画像

日記 2023/04/04 会社に求める学校感、求めない学校感

2023/04/04(火)
体調を崩してから在宅勤務ばかりだったので、久々の出社。軽いお引越しがあった。わたしは、会社のお掃除や避難訓練や席替えが大好きだ。学校でやるようなことを、会社でやるのが大好き。人間がいっぱい集まってやんやしてるのがすきだから。でも、意外と仕事って、やんやしない。もっとたくさんやんやしたいのに……。

いまの職場に来て2年以上経った。わたしは小中高大前職すべて3年生でやっとアウェイからホームの感覚になれる。個々人に心は許すのは早いけど、集団に自分が受け入れられてるという油断をするまではそれなりに時間が掛かる。多分、1対1で空気を掴むのがそれなりに上手いんだけど、集団のチューニングが難しいのではないか。ミクロよりマクロの身のこなしが苦手なんだろうな。
あと、周囲から見て多分キャッチーさがない。なんか変だとか、引いてるとか、バカにしてると思われることが多い。面白そうだと思った人への態度と、それ以外のまだよくわからない人、苦手な人への態度が極端に違うから、周りから顰蹙を買いやすいのだと思う。悪い意味で浮いているというか、いつも様子を見られる側の人間な気がする。気さくな性格だけど気難しくもあるのがにじみ出ている、多分。

めちゃくちゃ思春期みたいなことを30歳になって言う。
学年のはじまり、集団がまだ初々しいときに、目立とうとする人物が嫌いなことが多い。目立つ人じゃなくて、目立ちたい人。
大抵「面白いこと」じゃなくて「面白そうなこと」が言いたい、なんかバラエティの型の模倣をしてるような人間が、周囲をひな壇やギャラリーと見なして「俺はこういう人間として扱ってください」とロールプレイングを押し付けている気がする。
そういう空気に付き合うのが本当に苦手で、なんかルールがよくわからない。場を明るくするためのひょうきん者は好きで、そういう人ではない。実力がある者が、美しかったり、賢かったり、優しかったり、ユーモアがあったり、洒落てたり、一芸に秀でていたり、そういうものがあるから目立つのが自然なことなのに、彼らは注目されようとして、注目を集めた結果何も提供してくれない。

こういうロールプレイは会社でもよくある。そんな学校の悪いところは引き継がなくていいのに。私はなぜかよく知らない人にアドバイスされる。文系出身も女も少ない研究や開発職だとよくあるのだろうか。求めていない人へ、アドバイスという形で人の時間や自由を奪っておきながら、なぜか何か与えたようなあの顔を見ていると、めちゃくちゃイラついてしまう。
そういう人には共通して、こう見られたいという像がめちゃくちゃ透けている。顕示欲が強すぎて見えちゃっている。見えるということは、本体、実体と一致してないから。理想が現実を通り過ぎて、透けて見えている。理想に近づく努力もせずに、その虚像を本体として認識するよう周囲に押し付けている。こんな大人には絶対なりたくないなと思う。あんまり数はいないけど、どのコミュニティでも初期はわりとターゲットにされやすい。

でも、3年なのだ。3年の間に、彼らは私が役割を思った以上に引き受けないことに不満を感じて徐々に離れていってくれる。
人間は生きてる間、無意識にスカウティングの力を鍛え続けているから、どうせ何もかもがバレる。自分より先に、頻繁に、他人が自分を見ている。隠すことはできないが、バレたことに気づけないこともあるので、そのときは鏡を注意深く見るしかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?