見出し画像

スイッチのオンオフ

前回の記事がたくさんの方の目に触れたようで、とても嬉しく思っています。初めてのことで驚きました。反応をくださった皆様本当にありがとうございます。



今現在、主治医からは休むように言われています。
でも何もせず休むって案外難しいものですね。
働いていた頃は、やれ休みたいやれニートになりたいだのボヤいていましたが、実際何のスケジュールもなくやることもないと、どうしたらいいのかわかりません。ベッドにただただ横になって、今後のことを考えるんです。仕事や生活はどうなってしまうのか、本当の病気は何なんだろうか、治るのだろうか…と。身体は横になって休んでいる状態ですが、頭は不安で動き続けてしまいます。そう簡単に心を休められたら病気になんてなっていない気がしますね。



スイッチが入るといつだって元気でいられました。
そのスイッチは仕事であったり、プライベートの約束であったり、外出の際にポチッと押され、私をたちまち元気で明るくするものです。たとえその日お腹が痛くても、眩暈が酷くても、心の余裕がなくても、家を出るまで休みたくても、関係ありません。いつだって笑って過ごせました。なので私は自殺する直前まで笑顔で、誰にも悟られず過ごすことが出来ました。外出と共にスイッチが入るので、当時の主治医にも私がどれだけ追い詰められていたか伝わっておらず、今の主治医の初診の際も、すごく前向きに治療に向き合っていると思われていたようです。


そんなの全て嘘で固められた仮面だとしても、です。


一歩外に出ると、しんどい素振りを見せることがどうしても出来ません。職場でも休憩中でも友人の前でも弱音を吐くことが出来ません。私の話すことで場が暗くなってしまったり、相手をしんみりした気持ちにさせてしまうことが恐ろしくてたまりません。人の悩みを聞くのは苦手ではありません。むしろよく愚痴られるタイプなので聞き上手の部類かもしれません。重い話をされても私は気になりません。でも重い話をすることは出来ないんです。今回のように自殺を選ぶほど追い詰められていても、結局は誰にも話すことなく事に及びました。
本当は話したかったです。誰かに助けて欲しかった。でも怖いんです。そんなことで悩んでたの?なんて言われた日にはもう立ち直れないと思ってしまいます。ある意味周りを信用していないということかもしれないですね。Twitterなどは個人の壁打ちのような感覚で使っている為、本音も吐いていたのですが。


もうスイッチの切り方も仮面の取り方もわからなくなってしまいました。長年の癖とも言えますね。
子供の頃から人の顔色ばっかりを伺い、言いたい意見は言えず、ただ流されていくだけ。一体どうしたら本音を面と向かって話せるようになるのか、とても難しい問題です。いい歳になった今でも改善可能なんでしょうか。

接客業を長年していた人間にとってはメリットもあったスイッチですが、ここに来てとても邪魔になってしまっています。主治医には何とか伝わって、ここではもう元気に振る舞わなくていいんだよ、と優しくお言葉をもらい少し泣きそうになりました。



スイッチのオンオフ
これが上手くいくようになれば、もう少し生きやすくなるんでしょうか。今後の課題ですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?