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(ほぼ)500字映画レビュー④

【(ほぼ)500字映画レビュー】
5月の一ヶ月間、毎週火曜日に映画レビューをupします🎦✍️
ジャンルは問わず、U-NEXTで見放題配信されているものの中から「今観て心ふるわされたもの」を紹介していきます。

第四回目は...

『神様の思し召し』

愛とは、無関心でいないこと

凄腕だが、横風な態度で同僚達との関係も最悪な心臓外科医のトンマーゾは、息子が医者になることを期待している。神父になりたい、息子が突然打ち明けたことをきっかけに、妻との仲は冷え冷えとし、娘は信心深くなるなど一家の調和は乱れはじめる。
原因は全て、息子をたぶらかしたピエトロ神父にある! 憤慨したトンマーゾは、生活に困窮した相談者のふりをして神父に近づく。常識外れな神父と接する内に、トンマーゾは人生の大切なものに気づき変わっていく。

「なんて奴だ!」トンマーゾのその一言と共に知ることになる事実に、ニヤッと笑い、思わず親指を立てること間違いなし!
嫌なやつトンマーゾと、うさん臭いピエトロ神父、そんなふたりの印象が物語の中盤くらいからゆるゆると、着実に変化していくのが面白い。
"愛"という言葉がよく出てくる。愛とは何なのか? 劇中描かれる愛のカタチ。一つは、相手の抱えている思い、不安を、自分のことのように感じ心を痛めることなのかもしれない。
病院での回診中、患者の親族に体調不良を相談されるが相手にせず「タダで診察させるきか」と毒づいていたトンマーゾ。ピエトロ神父とテラス席でピザを食べながら、ふと耳に入った隣のカップルの心配事に医療的アドバイスをする場面に心温まる。トンマーゾの変化を感じる何個かのエピソードの中でも、特に好き。
登場する"ブーゲンビリア"の花が印象的で、映画を見終わった後、思わず花言葉を調べました。
イタリア映画をもっと観てみようと思わせてくれる作品です🇮🇹✨

神様の思し召し(SE DIO VUOLE/GOD WILLING)
2016年8月27日公開

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画像出典:yahoo映画(https://movies.yahoo.co.jp/movie/354568/)

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