私の好きな本 Part1
先日友人から”ブックカバーチャレンジ”というもののバトンをもらった。
7日間、自分の好きな本の表紙をFacebookに投稿するというもので、最初は気が進まなかったがとりあえずやってみることにした。
やってみることにした理由は2つで、ブックカバーチャレンジの目的が”読書文化の普及”であるということと、バトンをくれた人がとても尊敬できる人だったということ。
7日間どの本を選ぼうかと考えるのは楽しかったが、Facebookという媒体の特性上どうしても読み手のことを意識したチョイスになってしまった。
ちなみに紹介したのはこの7冊。
・北岳山小屋物語 樋口明雄著
・わけあって絶滅しました 丸山貴史著
・ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために 幡野広志著
・五感で楽しむ!輝きの島スリランカへ 石野明子著
・華氏451度 レイ・ブラッドベリ著
・カレー語辞典 オカタオカ絵 加来翔太郎監修
・21Lessons ユヴァル・ノア・ハラリ著
どの本もおすすめだということに嘘はないのだけれど、もっともっと好きな本があるのでここに記録することにした。
・世界から猫が消えたなら 川村元気著
2013年の本屋大賞にノミネートされた作品で、佐藤健さん主演で映画化された。自分の命と引き換えに、地球上のものをひとつずつ消していくというストーリーで、最終的に自分の命を終わらせることを選ぶ主人公の生き様から、本当に大切なものとは何かということを考えさせられる。Kindle版でも購入し、スリランカにいる間も何度か読み直した。
・目の見えない人は世界をどう見ているのか 伊藤亜紗著
視覚障害者がどのように物事を見ているのか、どのように世界を捉えているのかを当事者の話をもとにまとめたもの。”見えない”ことは欠落ではなく、私たちとは違う世界を見ているということ。そんな新たな視点に気付かせてくれる。ちなみに数年前ダイアログ・イン・ザ・ダーク(https://did.dialogue.or.jp/)に参加してから、私は視覚障害者の世界の見方にとても興味がある。
・夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦著
京都を舞台に、黒髪の乙女に想いを寄せる先輩の姿がユーモアいっぱいに描かれている。森見さんの世界観はちょっと不思議で賛否両論あるようだが、私はとても好きである。
・その島のひとたちは、ひとの話をきかない 森川すいめい著
精神科医の著者が「自殺希少地域」と呼ばれる地域を実際に歩いて感じたことをスマートにまとめたもの。自殺が少ない地域の人々はさぞかし絆やつながりが深いのかと思いきや、意外とそうでもないらしい。
”人間関係は疎で多”が良く、密である必要はない。今の時代にぴったりだ。
また気が向いたら他の本も紹介したいと思う。
とりあえず今日はここまで。
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