【日本一周107日目】かごっま歴史探訪とディープな夜(2022.11.12)
2022年11月2日(水)日本一周107日目。
■作戦会議
朝の7時半ごろ、お湯を沸かしにイルカゲストハウスの共有スペースへ行った。
すると、昨日会えなかった女将さんが話しかけてくれた。今日は鹿児島観光してもう一泊したいと告げると、「じゃあ、あとで今日の作戦会議しましょ!8時にここに集合ね!」と言われた。作戦会議という響きに少しワクワクした。
AM8時。作戦会議が始まった。女将さんが鹿児島中心部の観光マップを取り出し、おすすめのプランを説明してくれた。
鹿児島について何も下調べしていなかった私は、そこまで見所があったことに驚いた。
女将さんは、ルートの説明だけでなく、なぜそこがオススメなのか、ストーリーや裏話も交えてお話してくれたので、私は女将さんの話を興味津々で聞き入った。
とくに、私の出身地である山形県と鹿児島の結びつきの話は面白かった。簡単にいうと、山形の庄内藩の武将が西郷隆盛を尊敬して、西郷隆盛の言葉を綴った本を作ったという話だった。
この話を聞いて、急に西郷隆盛に親近感を抱くようになった。
私は、ほぼほぼ女将さんに教えてもらった通りのルートで鹿児島観光を行うことにした。
■水路のイルカ
まず向かったのは、水路イルカショーだ。水族館の側の水路で見習いのイルカショーが無料で見られるらしい。その名も「青空イルカウォッチング」
住宅地に突如イルカが現れる感じが面白い。ショーは10時半から10分間。
見習いだからか、イルカは数回しかジャンプせず謎のタイミングでのジャンプだったが、無料で観られただけでありがたい。
■ぢゃんぼ餅
その後、仙巌園に向けて歩いた。片道40分ほどの道のりだ。30分ほど歩いたところで疲れたので、ぢゃんぼ餅のお店で休憩。
ぢゃんぼ餅は、鹿児島人のおやつらしい。一人前にしては多かったが、タレが美味しくてペロッといけてしまった。
その後は、まだ今日の仕事が残っていたので、スタバに行くことにした。
■仙巌園のスタバ
仙巌園の近くにあるスタバは、登録有形文化財の古い建物をリノベーションしてオープンした店舗だ。
真っ白い外壁で、一瞬スタバであることに気づかなかった。
店内は2階建で広々としており、壁やインテリアもおしゃれに飾られており、個人的にとても気に入った。
私の中で過去ナンバーワンスタバかもしれない。
■ふるさと館
仙巌園は時間の関係でスキップして、バスで維新ふるさと館の方へ向かった。明治維新に関する歴史が学べる博物館だ。
西郷隆盛の座右の銘「敬天愛人(天をうやまい、人を愛する)」に共感し、彼のことが好きになった。鹿児島人の優しさは西郷隆盛に由来しているのかもしれない。
旅をしていると、「Aさんに会わなかったらBさんに会わなかったし、Bさんに会わなかったらCさんに会わなかった」ということがよくある。一見繋がりがなさそうなことも実は繋がっているのだ。
そう考えると、自分自身も、もしかすると明治維新の偉人達がいなかったら存在しなかったのかもしれないと思うようになった。自分も歴史の一部なんだと感じた。
■天文館
維新ふるさと館をでたら、天文館でグルメ巡り。天文館は、名前的にドーム場の建物を連想してしまうが、実は通り一帯の通称である。
しかも、人によってどこからどこまでを天文館と呼ぶのかはそれぞれ違うと、女将さんが言っていた。
天文館には、クレープの自販機、
焼きドーナツ、
ハッシュドさつまなど、
珍しい食べ歩きグルメがたくさんあった。
■かごっま温泉
夕方、ゲストハウスに一旦戻り、すぐそばにある銭湯「かごっま温泉」に行った。
ここは、4年前に鹿児島に来た時も入った銭湯だ。420円で、サウナも水風呂も温泉も付いている。
ドライヤーは有料だったので、ゲストハウスで乾かした。
■おはら祭
今夜は、おはら祭という規模の大きいお祭りが開催される予定だ。ここに合わせて来たわけではないが、たまたま鹿児島に来るタイミングと被ったのだった。
女将さんと娘さんと一緒におはら祭を観に行った。
おはら祭は、チーム別に踊り手が並んで決まった音楽に合わせて踊りながら進むスタイルのお祭りだった。
山形の花笠祭りに似ているなと思った。
おはら祭の後は、一旦解散した女将さんと合流して、近くのお店に飲みに行った。
■コンビニ居酒屋
紹介してもらったのは外観はコンビニにしか見えないが、実は中が居酒屋になっているという面白いお店。
観光客はおらず、地元民に愛されているお店だ。値段がめちゃくちゃに安い。
女将さんと1合360円の焼酎で乾杯。
隣の席の地元の方やお店の方とも談笑しながら、鹿児島でディープな一夜を過ごした。
お会計は二人で1400円だった。
思わず「一人じゃなくて二人で?」と聞いてしまった。
つづく…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
主な情報発信はTwitterでやってるので、Twitterフォローしてもらえると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?