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アフターコロナの未来を考える会に参加した感想【#イベントレポ】

先日、「今どう未来を読んで行動するか」というのが大事じゃないかという記事を投稿しました。

それに関連して、昨日、知人同士で「アフターコロナってどうなるんだろうね」というディスカッションをする勉強会に参加したので、そこで得た情報や気づきをまとめてみたいと思います。

【前提】一次情報と二次情報と三次情報を区別しよう

まず、この記事を読んでいただく前に前提の話をしたいと思います。
情報には、一次情報と二次情報と三次情報があります。

一次情報:自分が実際に体験して手に入れた情報
二次情報:他者から見聞きした情報(知人の話や権威のあるメディアなど)
三次情報:情報源不明の情報(ネットニュース、ブログ、噂話など)

私たちが普段ネットやメディアで見る情報は、ほとんどが二次情報か三次情報です。
二次情報・三次情報を表面だけみてると、「この人とこの人逆のこと言ってない?」みたいな感じで情報に振り回されがちなので、二次情報・三次情報を見かけた際には、情報の発信元やその情報の根拠などを探って、可能な限り一次情報に近づくようにすると良いでしょう。

具体的には、ネットの記事を読んで実際にそれを体験してみる、またはその記事の発信元を確認したり、その事象についてより信用できる文献(論文など)にあたる、と言った感じです。

前提として、この記事も私や勉強会参加者の解釈が含まれているので、三次情報として捉えていただけると幸いです。

【歴史に学ぶ】「第2波は来る」と考えておいた方がいい

コロナウィルスは、比較的「寒い地域で発生している」という点から、夏には終息するのではないか?という意見もあります。
しかし、仮に夏におさまったとしても、秋や冬に第2波が訪れる可能性は十分にあります。

感染症の歴史をみてみると、1918年にスペインかぜという全世界人口の25~30%が感染したというウィルスがありました。
スペインかぜについては、1918年の春と夏に1波が発生し、晩秋に2波が発生したのですが、2波の方が死亡率が高かったそうです。
ウィルスは変異するので、一時的に収まったとしてもまた復活する可能性があります

今回のコロナも、今が第1波なわけですが、歴史は繰り返すということを考えると、第2波が来る可能性も否定できません。
もし仮に、夏に収まったとしても油断せず、コロナ対策(手洗いや外出自粛)を続けていきたいと思います。

参考:国立感染症研究所

【2~3年後の未来予想】大恐慌が来る?

短期的な未来予想としては、失業者が増えて大恐慌が来るという話題になりました。
緊急事態宣言が出たことで、様々な経済活動がストップしている状況ですので、確かに失業者が増えるであろうことは想像がつきます。

では、失業者が増えるとどうなるか?
失業が増えるとモノの需要が減るので、安くたくさん売ろうとして物価が下がります。
物価が下がると、働いている側の給料が下がり、人々の収入が減っていきます。
そうなると、「生活するだけで精一杯」という人が増え、エンタメや旅行などの需要も減っていくと予測されます。

今現在は、「うちでできるエンタメ」は盛り上がっているように見えますが、あまりにも失業者が増えていくと、少し鈍化するかもしれないですね。

私は、IT系の業界に勤めており、今も普通に仕事をしているため、失業することはイメージできていなかったですが、2年後3年後はどうなっているかわかりません。
今のうちに、「急にリストラされても大丈夫」な心の準備と対策をしていきたいと思います。

【5~10年後の未来予想】資本主義経済が変わる?

長期の未来予想では、面白い話が出ました。
それは、資本主義経済の在り方が変わるのではないか、という話です。

今は資本主義経済が当たり前になっていますが、資本主義経済が始まったのは、1600年に東インド会社が設立されてからのこと。
人類の長い歴史の中でたかだか400年くらいのものです。
そう考えると、コロナをきっかけに資本主義経済が変わる可能性は大いにあります。

どう変わるのかというところが興味深いのですが、価値交換がお金じゃないものにどんどん置き換わっていくのではないか?と話していました。
お金が完全になくなるということではなく、コミュニティごとに報酬体系が変わり、人々は複数のコミュニティに所属して報酬体系を選択できるようになるというイメージです。
例えば、コミュニティAは引き続きお金で対価交換するけれども、コミュニティBはフォロワー数がお金の代わりになる、みたいな感じ。
他にも、人気度ややりがい、感謝の気持ち、など現時点では明確に可視化できていないものが、テクノロジーで可視化できるようになれば、そういったものがお金の代わりになるかもしれません。

私は、以前から資本主義経済に疑問を覚えていたので、この変化は個人的には嬉しいことです。

人間はお金を稼ぐことに固執し疲弊することが多い気がするので、お金を稼がなくても生きていける時代になったらいいなぁと思っています。

人が働く必要性というのがもっと減ったら、今日本が直面している「感染拡大させないこと」と「経済を止めないこと」のジレンマもちょっと解消されるんじゃないかなーとも思ったり。

以前から、人の仕事がAIやロボットに置き換わってベーシックインカムが導入されるのでは?という議論もありましたが、今回のコロナはそういう動きを加速させるんじゃないかなと思います。

【気づき】日本のコロナ対策は異常

参加者の1人、保育士の方がドイツに住む知人と電話をした話をしてくれました。
私は、あまり海外の対策などを調べていなかったので、話を聞いて衝撃だったのですが、日本の今のコロナ対策は海外からは異常だと思われているようですね。
日本の対策方法は海外よりも強制力がないというのはなんとなく知ってましたが、実際に海外に住んでいる方の話を聞いて「そこまで違うとは!」と思いました。

ドイツでは、夜の外出が禁止されていたり、スーパーに行くと買い物カゴが渡されてそれ以上は詰めてはいけないとなっていたり、ルールを破ると罰金が課せられるなど、だいぶ徹底されています。
むしろ、ドイツのやり方の方がグローバルスタンダードだと聞いて、ハッとしました。

確かに日本は、「要請」は出てるけども「禁止」されていることは何もないですし、だからこそ生活の不自由さは緩和されているものの、個人間で自粛の程度に差が出てしまっているのも現状です。
海外からすると「日本は何やってんの!」みたいなテンションらしいです。

とはいえ、日本は欧米と比べて死亡率が低いのもまた事実です。

これは記事投稿後にいただいた意見ですが、日本人の国民性を考慮してこのようにしているとも考えられます。

なので、一概に日本のやり方が悪いとは言えませんが、世界からは批判されているということを知ったことで、少し視野が広がった気がします。

【まとめ】大切なのは変化を受け入れる覚悟

新型コロナが起きたことで、「世界が変わる」ことは免れないという気がしてきました。

どう変わるかという点については、まだ確かなことは分かりませんが、1つの見解として、先ほど書いた「大恐慌の発生」と「資本主義経済の変容」があります。

世界が大きく変わる時、個人のスタンスとして「変化することを恐れないこと」が大切であると思います。

基本的に人は、変化を嫌う生き物です。
ボーッとしていると、現状維持に終始してしまい、世界の急速な変化に置いていかれることになりそうです。

10年後には、大人がお金を稼ぐということがスタンダードではなくなっているかもしれません。
今まで当たり前に存在した産業が、もうなくなっているかもしれません。

「このコロナが終息したら」と言いながら思い描いている”元の世界”は、もう二度と戻らないかもしれない

という覚悟を持ち、現状に固執せず、変化を受け入れていくことが大切だと思います。

さらに、この世界の変化を契機と捉えていい方向に進んでいくには、世間一般よりも一足早く行動していく必要があります。
今回、このイベントに参加してみて、マジョリティーよりも少し早く動くためには、一次情報へのアクセスが重要だなと感じました。
二次情報や三次情報が出回ってから動くのでは遅いような気がします。

まずは、変化を拒絶しないマインドを持つこと、そしてチャンスを掴みたい分野については一次情報へのアクセスをすること、この2点を意識して生きていこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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