なぜドイツへ教育移住を決めたのか?

お子さんをお待ちなら、将来こどもをどんな風に育てていきたいか?を考えると思います。私もその1人で、1人目の子がお腹の中にいた時に、こどもを育てるのに、どんな風に育てていきたいか?どこの学校が良いか?どこの国が良いか?を考えました。

①子供時代、日本の公教育に疑問を感じていた

私はこどもの頃、ずっと公立の学校で育ちました。ですが、小学生の頃から学校教育に疑問を抱いていました。なぜ、たまたま同じ時期に産まれたというだけで、同じ学校に行かなくてはいけないのか?何の為に運動会をするのか?などなど、学校教育にずっと疑問を抱きつつも、明確な答えが見つけられずに悶々とした学生時代を過ごしました。

②日本の公教育にこどもを入れるには、自分を納得させる必要があった

公教育に疑問を抱いていたので、自分のこどもをもしも、日本の公立の学校にいれるとしたならば、自分がきちんと納得した上でこどもを入れたい!と思いました。自分のこどもも、私と同じ様に将来疑問を抱くのではないか?と考えたからです。もしそうなった場合、私が疑問にしっかり答える必要が出てくる、と思ったので、自分の中で明確な答えを持つ必要がありました。なので、私は勉強しようと思いました。住んでいる街の図書館の教育関連の本は全て読破しました。しかし、それだけでは足りず、実家の近くにある図書館の教育関連の本、それから卒業した大学の図書館にある教育関連の本も全てではありませんが、数多く読み込みました。その時、世界中の教育法を知りました。心惹かれる国、心惹かれる教育法もいくつかありました。その中で1つ、感化させられ教育がありました。それは、ドイツ発祥のシュタイナー教育というものでした。

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③ドイツ発祥の教育に出逢う

シュタイナー教育とは、ルドルフ・シュタイナーという人が創った教育方法で、シュタイナーは哲学者でもあったので、とても難解で深い思想の学校なのですが、シュタイナー教育って何?と言われたら、「自立した大人をつくる」事を目標とした全人教育の学校と私は答えます。シュタイナー教育については、これから詳しくnoteに綴っていくので、今回は割愛しますが、このシュタイナー教育の発祥の地がドイツのシュトゥットガルトという街でした。なので、どうせならば本場のシュタイナー学校にこどもを入れたい!!そう思い、ドイツに移住を決めました。

まとめ

私は正直、ドイツに何の興味もありませんでした。ドイツ語だって知らないし、ドイツについて知っていたのは、日本と同じ敗戦国という事、ベルリンの壁が崩壊した事、ビールとプレッチェル、くらいです。お恥ずかしながら、人並み以下の事しかドイツの事を知りませんでした。けれど、どうしてもドイツのシュタイナー学校にこどもを入れたい!と思いました。そして、その日から、心の準備だけは(笑)少しずつしていきました。妊娠5ヶ月の時でした。

ドイツに教育移住したというから、『もっときちんとした理由があるのだと思った。』と思われた方もいらっしゃるかもしれません。けれど、私がドイツに教育移住したのは、「こどもを本場のシュタイナー学校に入れたいから。」ただ一点です。私はフランスの語学学校に3ヶ月通っていたり、海外旅行の経験は多少ありましたが、本格的に住んだ事は一度もありませんでした。それなのに、子連れで。しかも英語圏でもない、全く知らない言語の土地への移住。

今こうして改めて振り返ってみると、我が事ながら無謀だなぁと思ってしまいますが(笑)若かったからこそ出来たのかな思います。若気の至りというものです。

このお話し、実はもう一つありまして、ドイツのシュタイナー学校に入れるか?他の国の公立学校に入れるか?という候補がありました。結果、ドイツのシュタイナー学校に入れる事にしたのですが、そこに至るまでの考え方は、皆さまが海外移住先を決める上で参考にして頂ける内容だと思うので、また別のnoteに綴っていこうと思います。

という訳で、今回は、なぜ教育移住先をドイツにしたのか?にいてお話しさせて頂きました。どうもありがとうございました。

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