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立秋を過ぎ

連日の暑さ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日の五戸は久しぶりの雨、涼しさでほっと一息。
ちへいの畑で毎年育てている黄色の中玉トマト、TAXIが豊作です。
ポケマルBASEにて販売していますので、この時期の食卓にお迎えくださいませ。

中玉トマトですが、こんなトマトが毎年何個も採れます。ミニトマトサイズも何個も採れます。TAXIの収穫は毎年楽しい。大きさと小ささの振れ幅に笑ってしまう。

お盆を迎え、少しずつ暑さも落ち着いてくる頃。そろそろなすが収穫ピークを迎えそうな予感(期待)。遅いですね、それでもほとんど採れなかった去年を思えば大躍進です。
無肥料で野菜を育てるということは、野菜とともに土の中を育てていく過程でもあります。収穫によって持ち出されてしまう養分(本来なら畑で土に還り循環する養分)の不足にどう対処するか、最近は色々と考えます。微生物の量や種類が、人間の手によって変化する。

肥料を入れる畑と入れない畑では、優勢になる土壌微生物の種類が違うのだそうです。私たちがすべきは、微生物や細菌、草や虫など、いろんな生き物が、無肥料の畑に暮らしやすいバランスに持っていく、ということなのだろうな。
「ここまでわかった自然栽培」という本を友人が貸してくれて、少しずつ少しずつ読み進めているところ。なかなか難しくて、集中しないと理解できないのですが、理解が深まるとまたやるべきことが見えてくる感じで、とても楽しい。

雨のない猛暑の中、にんじん発芽。チリチリに枯れてしまうものもあったけれど、連日の水やりでなんとか守ることができたようです。

毎年人気の黒田五寸。

にんじんの種をまいてるとき、夫の手に蝶々が。随分と長い時間、蝶々を休ませたまま種をまいてました。こんなこともあるのですね。

蝶々は亡くなった人の化身という話も聞きます。誰か会いに来てくれたのかもしれない。

草に埋もれた畑の一角、小さなキャベツを数株発見。

犬の手の甲に乗っちゃうくらい小さなキャベツ。

これ実は、「超大球」という品種のキャベツです。完全に名前負け。
頂きものの種で、冬場、鶏にでも、とハウスにまいて、結構育ったのでせっかくならと畑に植え、いつしか草に埋もれて忘れてしまっていたのでした。キャベツはいつもうまく育たないので、最近は種すらまかずでした。忘れていたものが採れるのはちょっと嬉しい。

ある日のガパオ。卵がない日は目玉焼きなし。

その日ある野菜がいろいろ入ります。伏見甘長、ハラペーニョ、オクラ、なす入り。

我が家の料理を見ていると、自分が用意できるもので食べたいように作ればいい、という当たり前のことに気づきます。夫はなんでも好きに作ります。

料理があまり日常になかったとき、私は何を作るにもレシピ本をひっぱり出して、分量も野菜の種類も教科書通りにすることしかできなかった。
日々料理をするうちに、自分がどんなものが好きか、どれくらい入れたらちょうどいいのか、どれくらいで入れすぎになるか、これ入れなくてもいいな、とかの感覚が見えてくる。どんどん自由に自分がおいしいと思えるものが作れるようになって、おいしさは嬉しさになって、ご飯の時間は本当に幸せな時間になる。
凝ったものもうまいけれど、やはり日々の食事はシンプルなのがうまい。
野菜がうまければもう、大体の料理はうまい感じがします。茹でて塩、とか焼いて塩、なんてのも立派な一皿。

暑さでしおしおの青しそ。暑さが苦手な鶏たちにもこの夏の暑さは過酷でした。
ひまわり、もう少しで咲きそう。



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