ちはや

本場結城紬の研究をしています。 着物が好きになってから沢山の種類を着ましたが、本場結城…

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本場結城紬の研究をしています。 着物が好きになってから沢山の種類を着ましたが、本場結城紬(本結城)に一番惚れ込みました、 現状分かりにくい着物になってしまっている結城紬をその良さを伝えつつ知ってもらえたら嬉しいなと思い書き始めてみます。

最近の記事

国の重要無形文化財でユネスコ無形文化遺産の本場結城紬

本場結城紬(本結城)は紬の最高峰、まさしく紬の極みです。 その技術は国の重要無形文化財に指定されており、かつ世界でも認められてユネスコ無形文化遺産に登録されている程なのです。 ただ注意が必要なのは、本場結城紬と呼ばれる中でも、その全てが重要無形文化財指定の技術で出来上がっているものではない事、ここを混同して販売する側にも知識がなかったりします。 買う側はきちんとした知識があるお店、人から買いたいですね。 では、本場結城紬のその素晴らしい技術について書いていきます。 国

    • 結城紬には種類があります。

      結城紬、どうしてあんなにも値段に幅があるのだろう? どれが重要無形文化財? 証紙があっても分かりにくい! 一般的にまとめて『結城紬』と呼ばれてしまっていますが、そこには種類がありまして、『本場結城紬』=私はこれこそが本物という認識です。 と、『その他の結城紬』という種類に分けられます。 本場結城紬(本結城)についてはこの後の記事で別で詳しく書きます。 今回は『その他の結城紬』について。 これらは例えば、石下(いしげ)結城紬をはじめとして、はたおり娘、おく玉、本場結城玉

      • はじめまして。

        ちはやと申します。 着物が好きで、特に紬や絣の着物が大好きで色々な産地の織物を着ています。 そんな中で、特に惹かれるのが本場結城紬で、好きが高じて研究を始めて何年も経ちました。 完全に結城紬マニアです(笑) 着物好きの方なら憧れるであろう本場結城紬(本結城)の魅力をお伝えしたいのと、「結城紬」と名の付いた分かりにくい着物があふれる現状に、求めている方にはちゃんと本物を手にして欲しい、そんな思いもありつつnoteに綴っていきたいと思います。 研究過程で多数の本結城がコレ

      国の重要無形文化財でユネスコ無形文化遺産の本場結城紬