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イギリスとフランスの携帯電話事情と、フランス語kindleについて

わたしは日本ではずっと、docomoユーザーである。帰国して使いはじめたのが2001年だから、18年くらい。渡英したのは1995年だったが、そのときは携帯はなかったような気がする(わたしは持っていなかった、というか)。ここ20年間の携帯テクノロジーの進化、おそるべし。

iphoneのみならずipadのヘビーユーザーなので、2台持ち。毎月12000円ほど、携帯料金を払っていた。機種代金を払い終わっても、同じ値段で、損だった。

SIMフリーにするため、渡欧前に大枚を投じ、両方とも買い換えた。割引は帰国後に適用されるという。そのままdocomoを使いつづけなければならない仕組み。後で調べると、ipadは海外に持ち出せば、普通にSIMフリーになるらしい。

ヨーロッパに来ると、ipad用のSIMカードなど、売っていない。ないわけではないようなのだが、全く普及している様子がない。ますます買い替えは必要なかったのだが、キープしておいた古いipadには、ヨーロッパのkindleを入れた。

英語のkindle本は日本で購入できるので、もう1台はフランス語用。この二つが同じkindleで読めないのは、かなり面倒である。日本ではフランス語のkindle本は買えなかったので、iBooksで買っていたのだが、こちらへ来て別アカウントにしたら、買うことができた。このまま日本に帰っても、買いつづけることができるのではないかと思うのだが、なんとなく謎である。

携帯の話に戻ると、フランスではfreeという会社のSIMカードを、つかっていた。データ50GB、電話かけ放題で、8.99ユーロ(1200円)。日本の値段から考えると、タダみたいな値段である。

しかしこのプランでは国際電話ができないことが、発覚。フランスからイギリスに電話をかけられなくて、難儀した。倍の値段のプランだと、ヨーロッパなどの一定地域なら国際電話もかけ放題、データは100GBまでになる。

イギリスでは、giffgaffという会社の、格安SIMをつかっていた。O2という主要ネットワークを使用したもの。これは2GB、電話は500分までかけ放題で、8ポンド(1160円)。20GBで20ポンド(2900円)というものまで、いろいろ段階がある。25ポンドだと制限なしだが、20GB以上は速度制限がかかるようだ。

これらの会社が便利なのは、契約期間の制限が、まったくないことである。1ヶ月単位で、サービスを買ったり、やめたりできる。短期滞在者には、ありがたいサービス。

不便なのは、地下鉄で使えないこと。ロンドンでもパリでも、公共交通機関は、ほぼバスか地下鉄しかない。地上電車がないわけではないが、ほとんどない。

バスは待ち時間が不定で、すぐ来るときはいいのだが、表示が出るところでも、13分とか出たりすることもある(日本も同じ)。地下鉄で移動中にインターネットがつながらないのは、ややきびしい。

どちらの会社も、ヨーロッパ内では、本国にいるのと同じように、ローミングが無料である。freeの方は、ローミングは4GBまで。格安SIMでも、ローミングだと主要会社の回線になるので、地下鉄でもまあまあ使える。つまり、本国にいるより、ローミング中の方が、お得になるわけだ。

と思っていたら昨日急に、3Gとか4Gとかいう表示が、出なくなってしまった。今はまだgiffgaffで、イギリスの番号をつかっている。長期間ローミングをしていると、使えなくなるのだろうか。

今住んでいるアパルトマンでは、wifiは大家さんの部屋からくるのと、もともとあまり接続が良くもないのか、昨日の夜はインターネットがなかなかつながらなくて、困ってしまった。しかも携帯もつながらない、と来ている。

なんの仕事や調べ物をするにも、ネットがないとどうしようもない。それだけに注意も必要なのだが、情報の百科事典のようなものだし、コミュニケーションのツールでもある。水道電気ガスの次くらいに、生活に必須のものになってしまった。電気がつかなければロウソクが代わりになるが(ドラマや映画の世界?)、ネットがつながらないと、代わりがない。困ったことである。

※追記:データが使えなくなっていたのは、データ使用をオフにしてしまっていたからだった。Giffgaffはローミングのデータ量に、制限はない。しかし旅行用なので、あまり長期間ローミングばかりしていると、住所確認を求められ、止められたりするらしい。

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