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蝋燭の炎


1/20から2/3までの今は大寒。

こんな時期、寒さとそれから何かと重たい空気感を、それに囚われずに過ごすのに、蝋燭の火はすてきな時間を生み出してくれる良いツールだと思う。

最近はこんなご時世なのもあって、瞑想をする人も増えてきているのじゃないかと思う。youtubeにはいろんな人の瞑想動画がアップされている。

初めてやってみる、という人には誘導瞑想がお薦めだけど、なかなかそんな機会に巡り会わないし、という時に簡単な方法が蝋燭の火。

なんのことはない、ただ蝋燭の火を眺めるだけ。

そして何も考えない。

考える時間が圧倒的に多すぎる今の時代、何も考えないことの難しさったらないな...と、私は自分自身のことを観ても思う。常に思考をし、その思考を自分自身だと思い込み、思考していることにさえ気がつかなかったりする。

その思考をやめたいのにどうしてもやめられない、という時にわりと簡単に思考の無い静かな時空間に行けるのが、蝋燭の火です。

寒い今の時期、自分の存在するその時空間に、自分自身の中に、ちょっとした深みがほしいとき、温かみを感じたい時、やさしさや穏やかさがほしい時、焔はじっと見つめるその人自身を写し出してくれるように思います。そしてこれは誰にでも感じられるものだと思います。

思っている以上に、温かみもやさしさも、深みも、観ている自分自身の中にあると、はっきりと認識できると思います。

先が見えなくて不安だったり、悲しかったりさびしかったり、自分を信じられない苦しみの中にある時、誰かを責めたいような気持ちになってしまったり、感情のコントロールさえ危ういような時、それとも、誰かのことが心配でしょうがない時、決断も選択も出来ないほど心が揺らいでいる時、

蝋燭に火を灯してみるとよいかもしれません。

一旦その場を離れること、肉体も思考も無い時空間に魂を戻してあげることを焔はやさしく手伝ってくれることと思います。


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