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故郷長崎にオンリーワンのコンテンツをつくる! 出島トンボロ 区長 林田真明さん

未来の健康を創造するというミッションを掲げ、『出島トンボロ』という地域商社の活動を通して、長崎、日本、世界にインパクトを残すことをやろうと熱く活動されている林田真明さんにお話を伺いました。

林田真明さんプロフィール
出身地:長崎
活動地域:長崎、福岡、東京
経歴:九州産業大学卒業後 株式会社ファインドスター新卒入社。その後、合同会社ほうき星を起業、株式会社ヘルスターへ。商号変更して現在に至る。
現在の職業および活動:出島トンボロの普及活動
座右の銘:意志あるところに道は開ける

故郷長崎にオンリーワンのコンテンツをつくる!

Q1.林田さんが思い描くこれからの夢・ビジョンを教えてください。

林田真明さん(以下林田 敬称略):九州では福岡がナンバーワンの県なので、故郷長崎にオンリーワンのコンテンツをつくり、相乗効果で九州を盛り上げたいと考えています。長崎県は人口減少が一番進んでいると言われているので、新しい産業をつくる必要性があります。そこをベンチャー企業としての役割としては今までにない仕事をつくる、という強い想いで事業構築に挑戦します。

出島トンボロは「心と体がよろこぶ食の新発見を提供する」メーカー

Q2.林田さんは夢を実現するために、どのような目標や計画を立てていますか?

林田:現在、『出島トンボロ』という地域商社をやっています。地域商社と言えども、ただ地元の素材を扱い発信するというだけでなく、出島トンボロの事業コンセプトに合わせた商品開発を心がけています。出島という土地は、歴史をみても多様性を受け入れる長崎の象徴です。トンボロという聞きなれない言葉は、島と島の間を繋いでいく現象を、欧州由来でトンボロ現象と呼ばれています。多様性のものがつながり、新しい価値を生み出すこと、それが出島トンボロに込めた想いです。

 『出島トンボロ』では、素材や技術が抱える背景を大切にしています。例えば、先日新発売した「腸活米」は、長崎県産の特別栽培米ヒノヒカリといういいお米があるのですが、豊作の時はお米が余ってしまって農家さんが困るという問題がありました。私たちは、長崎生まれの製法特許を取得した技術を駆使し、お米一粒ひと粒に、乳酸菌やからだが喜ぶ栄養成分をコーティングしました。これにより、日本初の「ご飯1杯で乳酸菌約100億個が摂れる!お米」を作ることができ、従来の白米や五穀米などでは十分に摂れなかった栄養成分の摂取が、「腸活米」で実現可能になりました。

 私達の『出島トンボロ』とは、出島(新たな価値や文化の発信源)とトンボロ(島と島を繋ぐ自然現象)の意味を掛け合わせた造語ですが、海外の方からも「dejima tombolo」と呼んでいただけるように世界中の方からも愛されるように想いを込めている名前です。

 私達が今やっているのはベンチャーで、その醍醐味は今までにないものを創ることです。長崎は世界と精通する歴史上での出来事も多く、世界からの認知度も高いです。アジア各国も近距離になります。世界からすると日本列島も島国のひとつです。その中で長崎発の出島トンボロが新しい価値を世界に提供することで、またひとつ新しい歴史を民間企業発信でつくることが出来ると信じています。


ひとり一人の強みを引き出し、強みが生きる環境づくりをする

Q3.林田さんはどのような活動指針で、活動をされているのでしょうか?

林田:事業に関わる全ての方々と、お互いの個性を尊重し、学び合う良き仲間として信頼し合うことです。特にチームメンバーに対しては、1人ひとりの個性を生かす為に、チームメンバーそれぞれの強みを引き出し、強みが生きる環境づくりをすることはとても意識しています。10人10色。その人の弱みを克服することもある程度は必要ですが、人は自分の強みを活かすことが出来た時に、すごい能力を発揮しチームに貢献します。私が新卒で入社した会社は人材育成にとても力を入れており、その時の学びはとても大きく、先輩方にも叱咤激励して育ててもらいました。私も、現在、自分がつくっていくチームに、その時に培った経験値や思考を実行していきたいと思っています。

長崎での学生インターンとの出会い

Q4.林田さんが今のような夢を持ち活動するようになった背景、また、そこからの気づきがあれば教えてください。

林田:東京で起業した後、去年10年ぶりに九州に帰ってきて、ある1人のインターンの学生と出会がありました。その20歳の女の子は、私に素朴な疑問を沢山投げかけてくれました。「林田さんはなぜ通販をやっているんですか?」「なんでこの素材は余ってしまうんですか?」彼女の質問には、改めて「そういえば何でなんだろう?」と考えさせられました。また、彼女から「私がリピートして使っている商品は〇〇で、この会社はこんな社会課題を解決する理念をもっているんです」という話を聞いた時には、「20歳で買うものに対してこんな視点を持っている人がいるんだ!」と頭を殴られたような衝撃がありました。商品、サービスを発信する側として、「売れるからこの商品を売る」では共感を生まないし、長く続けられない。前職は通販の会社を支援する側をしていたのですが、その時、お金があっても、伸びていく会社と、はじめ伸びてもその後落ちていく会社があり、お金があれば伸びる訳ではないというのを経験していました。彼女の話を聞いた時、伸びていった会社の社長たちの顔が走馬灯のように頭をよぎり、納得がいきました。
「俺は、東京で事業がそこそこ上手くいってしまったことで、いつのまにか在り方を忘れていた。効率的に商品が売れることばかり考えて、小手先のテクニックに走っていたかもしれない...」

 恥ずかしさと、現状への危機感が湧き、「俺が大事にしているのもは何だろう?」「人生懸けられるものって何だろう?」と考えました。そして、チームメンバーにその問題意識を共有し、皆の意見を聞きました。チームメンバーも本音を話してくれ、いつのまにか自分がチームメンバーにも無理をさせていたことにも気が付きました。
 その後、当時やっていた商品を全部やめ、「もう一度、皆に必要とされているもの、自分たちが納得できるものを商品にして、大義を掲げることができる仕事をしよう。長崎、日本、世界にインパクトを残すことをやろう」と皆で考え抜いて新しく生み出したのが『出島トンボロ』です。今は大義を掲げることで、応援してくれる人も増え、自分の夢が自分だけの夢ではなくなってきていることを実感しています。

記者:皆で、自分たちがどう在りたいのかを見つめ、生み出したのが『出島トンボロ』だったのですね!熱い想いと本気の姿勢が伝わってきて、これからの『出島トンボロ』の活躍にとてもワクワク心が躍ります!
本日は貴重なお話をありがとうございました。

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林田さんの活動についてはこちら↓↓


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【編集後記】インタビューの記者を担当した新原&不知です。
仲間を大事にしながら、ひた向きに夢を追い続け、自分の課題に真摯に向き合って突破していこうとする真っ直ぐな林田さん。インタビュー中も、飾らず自分のことを語ってくださる気さくな人柄がとても印象的でした。
今後の更なるご活躍を楽しみにしています。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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