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坂口安吾『堕落論』

大事なことは古典に書いてあるって本当

坂口安吾の『堕落論』「恋愛論」を読んで
恋愛なんて皆悩んで当然、自分一人だけが苦しんでると思って
感傷に浸っている場合じゃないと思った。
いつまでも取りつかれている場合じゃない。こんなことは、世界中で日常茶飯事で起こっていて、私の失恋もその一つでしかない。

自分が悲劇のヒロインかのようにいつまでも感傷にひたって、落胆してたってどうにでもなるものでもあるまい。

『堕落論』を読んで、自分がこれまで恋愛をいかに大げさに大事かのように考えていたかがわかった。恋愛ってそんな大層なものでもないし、そんなに美しいものでもない。

好きな人がいない恋人がいないのが当たり前の日常であって、
恋愛をしていた時は、まあ、人生にちょっと色を添えてくれるだけのもの
ちょっと花束が届いたみたいな感じで、それが枯れたからって、なくなったって別にそこまで悲観的になる必要はないなって、

人生が恋愛一色になっていたときからしたら、そりゃ日常に戻るのは難しいけど、恋愛はちょっとしたデザートみたいなものであって、
メイン料理ではないと思った方が私みたいなすぐ恋愛におぼれかける人間にはちょうどいいかもしれない


デザートがなくても満たされるような人間でありたい。と思った

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