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【ケアマネの事例検討】ただ愚痴るだけの会は無意味

こんにちは、ちはるです。

今日はケアマネが日頃行う事例検討会について書いてみようと思います。

事例検討会(ケースカンファレンスなどとも言われます)というのは、特定の事例について複数のケアマネ(あるいは多職種)で振り返ることによって、支援の方向性の確認、見直しや困難事例に対するアプローチ方法の検討を行う場です。

一般的には、

①事例検討会の目的
②事例の紹介と提出理由
③事例に対する検討
④結論・まとめ

ということで進められることが多いかと思います。

事例検討会といっても、いろいろな目的があって、

①今回はどういう目的で検討会をするのか
②結論をどこにもってくるか

というのは、はじめにきちんと設定しておく必要があります。

事例検討の目的としては、

▶その事例に出てくる利用者の問題を解決する場とするのか
▶ケアマネの問題(利用者や課題の捉え方など)を解決する場とするのか
▶ケアマネとしての専門性の向上を図る場とするのか
▶事業所としての質の向上を図る場とするのか

などがあると思います。

当然ですが、目的によって会の進め方や結論が変わってきます。
これは事前に進行役(バイザー側)がきちんと設定しておく必要があるんですね。
どういう結論にもっていくか、事例提供者や参加者にどういう気付きを得てほしいか、ゴールを定めておいて、それに向けて話を進めるわけで。
答えを教えるのではなくて、「相手に気付いてもらう」「自己解決を促す」のがスーパービジョンというものなんです。


なぜ私がこんなことを書いているかというと、最近こういうきちんとした事例検討会に参加する機会がなくて、自分の勘が鈍るというか、まずいなと思っているから。

以前の職場だと事例検討会の機会が多くて(自分から交渉して積極的に参加の機会を増やしたというのもあります)、年間50~60件くらい参加していたのですが(うち3割くらいは私がスーパーバイザー側(進行したりアドバイスする側)でした)、今の職場だと日常的な事例検討会の場がなくて。

普通は、先ほど書いたようなことを踏まえて、事例検討会というものが行われるのですが、これが全然できていない事例検討会というのもあるんですね。

先日地域の事例検討会に参加したのですが、ただ苦労話や愚痴を言い合うだけの、もはや座談会だったんです。
ケアマネの平均年齢は52歳くらいと言われていて、4人に1人が60歳以上。このときの検討会でも参加者は50~60代のお姉さま方ばかりでした。

利用者本人ではなく自分の価値観で動き、本来ケアマネの業務外であることばかりやって、困難ケースだと大騒ぎする…
参加者はそれで盛り上がっていましたし、そういう場が日頃のストレスやモヤモヤの発散になる方もいるのかもしれませんが、私にとっては無意味でしかなくて。
(でも、こういう気付きが得られたという意味ではよかったのか…?)

副業のことの発信が多くなっていますが、ケアマネとしても一応ちゃんと働いています(笑)。
自分自身で自己研鑽の場にいかないとダメだなと感じている今日この頃です。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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