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幸せをあきらめない。

ゴールデンウィークに友人の結婚祝いをすることになった。
今からとてもワクワクしている自分がいる。

何をプレゼントしよう。
やっぱりマグカップかな。
手紙も添えよう。
ご飯もご馳走したい。
初対面のご主人に会うのも楽しみだし、
そして何より幸せそうな彼女の顔を想像すると胸が熱くなる。

彼女と出逢ったのはある心理学講座だった。
もう6年以上前になるだろうか。
一見悩みなどなさそうに見える明るい表情。
とても美人で教室の中でも目立つ存在だった。

彼女は恋愛や結婚においての悩みを抱えて参加していた。
え、こんなに綺麗な子なのに?
心理の知識の浅いわたしはそんなことを感じたが、恋愛や結婚の幸せを掴むことに、容姿はさほど関係ないことを後々知った。

自分の両親の仲が悪ければ、結婚に希望を持つことは難しくなるかもしれないし、
父親が酷い人だったら、世の中の男性にその存在を重ねて辛い思いをしてしまうかもしれない。

生い立ちは、恋愛や結婚にブレーキがかかってしまう大きな原因となる。
彼女もその悩みを抱えた一人だった。
しかし、自分の課題と向き合い、両親との関係から目を背けず、時に立ち止まりながらも幸せを決して諦めなかった。

彼女を見ていると思うのだ。

何があっても、どんな過去でも、人は絶対に幸せになれるのだ、と。


以前あるカウンセラーさんにこんなことを言われたことがあった。

「心理学やカウンセリングの場では、よくこんな人に出会う。
それは
『自分だけは特殊な悩みだ』と言う人や『自分の悩みだけは決して解決しない特別なものだ』という人。
そのようなことを考えてしまう人は、周りをよく見てください。
似たような悩み、似たような境遇、似たような人はたくさんいます。
そして、あなたの言う『自分だけ持つ特殊な悩み』を解決し、幸せを掴んだ人はたくさんいます。
世界中を見てください。悩みを解決した先輩たちを探してください」

と。

人は必ず幸せになれる。
その証拠は、幸せな結婚をした彼女であり、いくつものトラウマを解決してきた世界中の『悩みの先輩』たちの存在だ。

過去を見るなら、周りの幸せを掴んだ人を見よう。
決して、あきらめるな。

スタートを切った新年度。
自分へのエールと、彼女への祝福を込めて。



サポートありがとうございます。東京でライティング講座に参加したいです。きっと才能あふれた都会のオシャレさんがたくさんいて気後れしてしまいそうですが、おばさん頑張ります。