見出し画像

地球暦~宇宙と時空がつながる時間~

先日、地球歴の考案者、杉山開知さんのお話会

人生の節目に贈る『暦』のおはなし~旅する時空間への招待状~

に参加してきました!

その題名の通り、
普段使っているグレゴリオ暦のカレンダーでは感じられない、

太陽系惑星から見渡すマクロな視点

二十四節気、七十二候などに代表される
地上変化をとらえるミクロな視点

両方を行き来する開知さんのお話を聴いていると
まさに時空を旅するような感覚になりました

今回お話していただいたことを備忘録としてまとめます
すごく長くなりそうな予感です!

【なんで時計は右回りなのか】

考えたことはありますか?

実は、とっても大切なこと
(算命学、易、陰陽道すべて右回りでみている)

”時計”はもともとは日時計からきている
太陽は左(東)からのぼり右(西)に沈む
そのため時計は右回りとなる


このとき、私たちは北を背に南を向いていなければならない
(だから背という漢字には北がついてるでしょ?)

天使南面す(てんしなんめんす)
昔から天子様(皇帝)は北側に南を向かって座るのが決まり
暦を作ったり暦について考えることは一般庶民には許されず
聖人君主のみができることだった

それでは、

【地球暦はなぜ左回りなの?】

観測する地点の違い!

時計は”地上からの視点”で太陽を見ている
地球暦は”宇宙からの視点”で見ている

私たちは生まれたときからグレゴリオ暦のカレンダーや時間で生きている

本来なら旧暦が大事
旧暦は自然に寄り添った暦
グレゴリオ暦は自然を無視して人間を管理するためのもの

旧暦だと
1日は必ず新月
●15日は必ず満月

1月22日から2月19日までの間で新月の日が
 ”旧暦の元日” つまり旧正月となる

カレンダーのマスに目を凝らすのでなく
今、私たちはどこにいるのか
今がいつなのか空間把握することが大切

グレゴリオ暦だと100日先がどんなときなのかわかりにくい
地球暦だとそれが容易にみえてくる

『時間は空間』

自分がどの位置にいて、どこに向かっているのか分からないとき
人間は死にたくなる

だからあなたが今どこにいるかを把握することはとても大事なこと


【空はメディアだった】

メディアの語源はmedium
私(small)と宇宙(large)の間が空

昔の人は空には叡智がつまっていることを知っていて、
人は空を見ながらたくさんのものと会話していた


【日時計】

日時計を作るのは今の技術をもってもすごく難しい
4分で指先1本分ズレていく

なのに、
縄文の頃つくられた磐座(いわくら)は日時計として機能しており、配列がすごく正確

高山巨石群・・冬の120日間は岩と岩の間に太陽が沈む

岐阜県金山巨石群
この巨石群は、5000年前にこの場所に運ばれ、暦を読むための天文台として使用されていたといわれている。平成になって山あいで発見される
イギリスのストーンヘッジやエジプト・ギザの三大ピラミッドがつくられた時期と同様の巨石建造物の可能性がここ約20年間の古典文学調査によって解明されつつある
どうやって運搬・建設したのかは謎

【OVER  VIEW  EFFECT】


僕たちは初めて宇宙から地球をみた世代
自分の姿を自分で見た 神の視点

宇宙飛行士は宇宙にいくとOVER  VIEW  EFFECTが起こる

OVER  VIEW  EFFECTとは
ものすごく俯瞰したときに意識が切り替わること

私たちはひとつの地球という生命体の一部であったことに気づく

ジョンレノン imagine

想像してごらん 国なんて無いんだと
そんなに難しくないでしょう?
殺す理由も死ぬ理由も無く
そして宗教も無い
さあ想像してごらん みんなが
ただ平和に生きているって...

僕のことを夢想家だと言うかもしれないね
でも僕一人じゃないはず
いつかあなたもみんな仲間になって
きっと世界はひとつになるんだ

1977年ボイジャー惑星探査機が宇宙に飛んだ


その年のその日でしか成しえないこと

1970年代後半から1980年代にかけて
木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった外惑星が同じような方向に並ぶため、スイングバイ航法を用いてより遠くまで到達するのに最適な時期だった
(スイングバイ航法を用いなかった場合、ボイジャーが地球を出発した時の速度では木星あたりまでしか到達出来ない)
この機会を逃した場合、次に並ぶのは175年後!

太陽系全体を捉えた写真を撮れたことはものすごいこと


【太陽圏・太陽フレア】

光は電磁波のようなもの
太陽からの光と銀河からの外圧が押し合って、太陽圏をつくっている
地球の成層圏のようなもの

太陽圏とはヘリオス(水素+ヘリウム)が玉になっている状態

ヘリオスフィア(Heliosphere)は、太陽系の周囲の荷電粒子の泡であり、太陽風の届く範囲の空間

近年太陽フレアがものすごくなっている

実は昨年は何十機もの衛星が太陽フレアにより墜落している
太陽の気持ちひとつでどうとでもなってしまう

太陽圏に何かがぶつかってめり込んだものが地球からはオーロラとして見える

太陽系の惑星たち

地球は鉱物の鉄球
地上から6700㎞下に全ての地球上にある重みを支えている芯がある
それを特異点という

その芯がものすごい速さで回転していて
それに引きずられてズズズっと動いているのが自転
その摩擦で電気や磁気が発生している


太陽と地球との距離感がぴったりだから地球上の水が蒸発しないで保つことができている
これは本当に奇跡的なこと

太陽・・水素が集まってガスに火がついたもの

水星、金星、地球、火星・・岩石と鉱石でできた球体

木星・土星・天王星・海王星・冥王星・・ガスの球体
宇宙のほとんどは水素とヘリウム

木星の自転は9時間で1周
地球からしたら自分より10倍でかい人が3倍速で歩いている感じ!

◎木星は太陽の周りを12年間かけて1周する

12才で小学校卒業
24才、社会人になる頃
自分が生まれたときの木星がくる
24才はステージが変わるとき

◎土星は30年で1周

60才は木星が6周、土星が2周するとき
人生の大きな区切りのとき


◎天王星は84年で1周
42才は生まれたときの天王星が半周したとき
人生で一番変化があるシーン

年男・年女は惑星の位置と関係がある


長くなってしまったのでこの辺で!

次回は地球暦が大切にしている“間”について
地球暦の読み解き方についてまとめたいと思います

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?