ちはる。

口下手女のアウトプット本棚。 読書好き、映画好き、重度のドラマウォッチャー、ハロオタ、…

ちはる。

口下手女のアウトプット本棚。 読書好き、映画好き、重度のドラマウォッチャー、ハロオタ、ユキンコリニスタetc.../鑑賞映画レビュー→【https://filmarks.com/users/mgmgpickles3

最近の記事

【読書のきろく#3】地球星人

地球星人。 本屋に並ぶ平積み本の中で、一際目を引いたタイトルと表紙にワクワクしながらこの本を手に取った。 この本は、主人公・奈月の目線のみで語られる、人間としての務めを疑問を持たずに果たす人「地球星人」と、その務めに違和感を感じている人「ポハピピンポボピア星人」の闘いのお話。 著者はコンビニ人間などを書いている、村田沙耶香さん。私はまだ彼女の作品を読んだ事が無かったので、彼女の作風を全く知らずにこの本を最初の一冊に選んでしまった。 この本を最初に読み始めたのは、朝の通

    • 【読書のきろく#2】スマイルメイカー

      近所の本屋でオススメ小説として陳列されていた、黄色いタクシーが目を惹く表紙。この中身はどんな小説なのか読みたくなって、ワクワクしながら購入。 作者の名前に見覚えあるなぁと思ったら、ドラマ化もされていた「ルパンの娘」の作者で納得。期待もより高まる。 この本は、タクシーを利用する訳ありな乗客たちと、お人好しドライバーたちが織りなすミステリー小説。 主人公スマイルタクシーのドライバー視点から始まり、乗客の女性弁護士、主人公の同僚と3つの視点で進んでいく。 それぞれ時系列がバ

      • 【読書のきろく#1】猫のお告げは樹の下で

        可愛い表紙に目を惹かれ、青山美智子さんの名前を見て(「木曜日にはココアを」の人だ!)と気づき購入したのは、去年の秋頃。 購入しても直ぐに読み始めない習性により、今月ようやく読み始めました。 この本は、タラヨウの樹がある神社に現れるお尻に星のマークがついた猫『ミクジ』が、神社に立ち寄った悩める人たちに葉っぱのお告げを授けて導いていく、7つの連作短編集。 とある一つの町で起こる物語なので、最初は知らない町並みも、段々と読者にとっても馴染みのある風景に変わっていくのが、個人的

      【読書のきろく#3】地球星人