消えてしまったお金

あの紙切れを何かと交換したのではなく、文字通り、「消えてしまった」。

ある「サービス代行アプリ」的なものに登録して、イラストを描いてお金をもらう、というのをやっていた。

恥ずかしながら依頼は一度しか受けたことがない。

でも依頼してくれた子は私の、友人?知り合い?とにかく大事な子で、思い入れがあった。

なんとその子は私に「おひねり」まで上乗せしてくれて、すごく嬉しかったのを覚えている。
お金も嬉しいけど、おひねり渡してもいいか、と思えるほど気に入ってもらえたんだなと。

売り上げの受け取り方を調べなきゃ調べなきゃと思いつつ何ヶ月も経った。
そのアプリからはしょっちゅう通知が来ていて、一応確認はしてたんだけれども「売り上げが消えちゃいますよ」みたいなメールは一回も来ていなかった。「口座情報登録してください!」とかもなかった。

あの子の厚意をドブに捨てちまったことか一番かなしい。自分が一番悪いし憎い。
でもちょっと言わせてもらうならココナラさんよ、3パーオフのクーポンとかそんな頻繁にメールしてくれやんでいいから、
売り上げ金消えるまであと何日!はやく口座登録しな!!みたいなメールが1通でいいからほしかった…

売り上げは、いつかのお守りみたいな感じで貯金してるつもりだった。嗚呼、甘かった。

たった4ヶ月で泡のように消滅してしまうのね、ココナラさん。

以前、BASEで14万円もの売り上げ金が振り込み申請しないと数ヶ月?とかで失効してしまった件で大炎上してるのを見てたのにな。甘かった……

自分の不甲斐なさに泣きそう。

その売り上げは、額としては大したことないのかもしれない。何万円とかじゃないけどさ、
でも、私にとっては額うんぬんよりそこにその金があると思っていることがすごい大事だったんだよな…

twitterやインスタだと、その子が見て傷つくかも…と思ったので、ここ、noteで吐露させてください。
ああほんとに情けない。ばか。

この先100万円稼げても、この気持ちは忘れないでいたい……。
「たかが○千円!」と思って救われたいような忘れたいような、いつまでも数千円のことを、自分がやってしまったドジを、忘れたくないような。

#エッセイ
#日記
#ココナラ

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