ALSとかゆみ#08
こんにちは、chigusaです。今年は何だか寒く感じますね。朝お布団から出て、愛犬の散歩に行くことが辛い。ワンちゃんも同じなのか、自分のベッドでぐうたらする日々が増えてきました。皆さん、体調崩されないようにお気をつけ下さい。
さて今日は"かゆみ”についてのお話し。
昨日の痛み同様、かゆみもQOL(生活の質)を下げる一つになってしまいます。自分で掻く事が出来ない、患者さんにとっては何とも耐え難い苦痛であると安易に想像できてしまいます。
父も本当にかゆみには苦しめられました。現在もかゆみとも戦っています。腕・足・頭・胸・顔など様々な場所に発生しました。最初は普通のかゆみだと思い、抗ヒスタミン薬を購入し塗っていましたが全く効果なし。その後、ステロイド薬の塗り薬を使用するも効果なし。
どうやら神経疾患の患者さんには「神経因性のかゆみ」が発生する様です。ALS患者さんの約35%もの方がこのかゆみと戦っています。
神経因性のかゆみとは、普通のかゆみとは違って皮膚自体には異常がないのに、末梢の知覚神経が過敏となりおこるそうです。ですので、抗ヒスタミン薬やステロイド薬のお薬に効果がなかったという事です。
現在の父はアレルギー系の内服薬とヘパリンでの保湿により、かゆみは治りつつあります。
ちなみに掻く事も自分では出来ず、家族が掻いて引っ掻き傷が出来てもダメなので、私たちは引っ掻き傷をつけないよう100均(キャンドゥ)で伸縮する孫の手を購入し使用していました。これが、またいい感じの使用感と父は言っていました。
写真はダイソーさんの商品ですが、こんな感じの孫の手です。
本当にかゆみは耐え難い症状でもありますので、主治医の先生とご相談の上対応されることをお勧めします。
現状は神経因性かゆみに有効性がはっきりした治療法はまだ無く、この点においても今後、治療法が見つかることを願っています。
父は神経疾患が原因なのか、神経も過敏になり"熱い"という困った症状も現れました。これはまた次回お話しします。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?