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ニュージーランドの冒険ざっくりまとめ 【中編】

2019年11月。南半球なので季節は春。ニュージーランドに来て半年が過ぎた。
春の暖かさに「キャンプの季節だよー」と、背中を押されるように5ヶ月ほど滞在したウェリントンを出る。ついに壮大なニュージーランドを巡る旅に出た。

ここからがかなり盛りだくさんで長くなってしまいました。前編はこちら
(こちら後編にしようと思ったけど、長過ぎて中編です。)

11月21日。念願のキャンプ旅に向け、すっかり愛着の湧いた街ウェリントンを出発。最初に向かったのは、ニュージーランドに来たばかりの時にお世話になったファームのおうち。
どこかのタイミングでまた帰って来たいなあとずっと思っていて、旅のルートを考えた時、最初はここへ向かうことに。連絡すると、いつでもウェルカムだよと温かく迎えてくれた。

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出発前に決めたルート。その先は未定。
青のマークがスタート地点ウェリントン。


11月21日-12月23日 ファームステイ旅

バスでニュープリマスへ向かいお世話になったファミリーに再会。そのまま10日ほどお世話になった。

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街から田舎へ。そのときの心境をこう綴っていた。

一歩踏み出してみると
早速今までと全く違う環境に
すっと次元が変わったかのように、ゆったりとした時間と空気が流れ
また暖かさに包まれるこの暮らしに
今また来れてよかったなーと感じています
2019.11.22 Instagramより

それからすこしの間、ファームステイをしながら旅することにした。
理由はいくつかあったけど、なるべくお金を掛けずに旅したかった事と、もっと他のファームにも行ってみたくなったから。
結果的に、普通に旅しただけじゃ気付けなかったニュージーランドと、その暮らしを内から知ることができた。暮らしを知ることは楽しくて、単に観光で来たら絶対に経験できないこと。

このファームステイは、WWOOFというエクスチェンジのシステムを利用しました。WWOOFは、有機農家で働く(お手伝いする)代わりに寝床と食事、そして経験をいただくというもの。
お金をかけずに農業や畜産を学びたい、ニュージーランドの暮らしを体験したい、ホームステイしてみたい、という人にはとても良い制度!場所によっては、キャンプするよりも自然を感じられます。
WWOOF New Zealand:  https://wwoof.nz/

そのあとは、更に北東にあるフィティアンガにあるファームに向かうことに。フィティアンガでは牛農家さんのおうちにお世話になった。

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残念ながらその時あまり牛に関わるお仕事はなかったのだけど、同じニュージーランド人でも、生活スタイルは人によって全然違うことも体感した。
様々な暮らしにおじゃましながらの日々は、都度その暮らしに順応しなければならず、慣れない事ばかりでしんどいこともあった。
けれど色んな暮らしを体験すると、自分がほんとうに好きなこと嫌いなこと、理想の暮らしなんかも垣間見ることができた。

その時は12月。ちょうどクリスマス&年末の時期とあって、その後の行き先探しは苦戦してしまった。
その後ようやく少し南にあるタウランガのおうちの方から

「クリスマス前までならウェルカムだよ」

とお返事をいただき、そのあとはタウランガへ向かった。

向かったおうちの第一印象は、ピースフルなファミリーにセンス溢れる可愛いおうち。聞くと、そのほぼ全てが大工さんである旦那さんの手作りで、トイレも完全コンポスト。働き方も暮らし方も興味深く、刺激やヒントを沢山いただいた。

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また、キャンプ旅をするにあたっていろいろ考えたとき、やっぱり車がほしかった。
旅の途中で買いたくて探していたところ、タイミングよく気になる中古車を見つけた。タウランガ滞在中にオークランドへ行き、ついに購入!!
日本でも持ったことはなくて、短期間で手放すとはいえ初めてのマイカーだった。まさかNZで初めて車を買うとは!
じぶんだけのちいさな城を手に入れたようで嬉しく、これでいよいよキャンプ旅へ大きな一歩。


12月23日- CAMMOCのまみちゃんとアリがNZに

NZ遊びに行くよーと言ってくれていたCAMMOCのマミちゃんが息子のアリと一緒に本当に来てくれた。

合流したのは、最初にお世話になったファームステイのおうち。この旅のはじめに戻ったとき、友達がクリスマスに来ることを話すと、なんと一緒に泊まりにおいでと言ってくださった。泣
とてつもない優しさと温かさに甘え、クリスマスはこちらにお世話になることにした。

スケジュールの関係で、ファームのおうちにはふたりが先に到着していた。わたしは、慣れないNZでの長距離運転で色々どきどきしながら向かった。
到着すると、すっとふたりに再会。ひとり奮闘していたニュージーランドに、そしてお世話になったおうちにふたりが居ること。不思議でうれしかったな。

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ニュージーランドのクリスマスは夏。夏休みとクリスマスがいっきにやってくるという一大イベントだ。
お世話になったおうちにはご家族ご親戚の皆さんがクリスマス休暇で集まっていた。お庭にテントをはって泊まっていたり、ずっと天気もよく毎日ごはんはお庭でBBQ&ピクニックスタイル。もうとっても自然で温かくて、想像をこえた「キャンプのある暮らし」だった。

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親戚の集う大切な時間に混ぜていただき、ふつうに旅していただけではありえない温かなクリスマスを過ごさせていただいた。外国人であること、ほんとうの家族でないこと、そんなことは気にしないよと、家族の一員のように受け入れてくれた。

「いつでも何日でも戻ってきていいんだからね」なんて言ってくださり、ニュージーランドに故郷ができたようだった。感謝してもしきれないほどお世話になった。

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12月27日-1月15日 念願のキャンプ旅へ

いよいよニュージーランドに来た最大の目的であり念願のキャンプ旅へ。
ざっくりしたルートだけ決めてスタートしたキャンプ旅。
ほとんど毎日その日に
「今日はどこまで行こうか」と決めて進むような毎日。
なのでけっこう忙しい。
この間に大きなトラブルもあり、スケジュールが大幅に崩れてしまったりして、かなり大急ぎの移動になってしまった。

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この旅の大体のルート。北から南までかなり移動したなあ。
スタート地点は「ニュープリマス」。

旅のキャンプ場探しはアプリとGoogleマップを使った。

使ったアプリは
『CamperMate』『Rankers Camping NZ』『WikiCamps New Zealand』
の3つ。

どれも使えたが、中でも 『WikiCamps New Zealand』は、有料だけど一番使い勝手がよかった。
また詳しくご紹介します。

旅の中心はキャンプにしていたが、何泊かに1回は宿泊もいれた。キャンプ慣れしているわたしたちだけど、ずっと外にいるのは疲れるし、時々カメラやPCの充電もしたかった。またキャンプ場も、高規格なホリデーパークというキャンプ場、国が運営するキャンプ場、無料のキャンプ場など色々なタイプを利用した。

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年越しには、NZのキャンプフェスにも参戦。

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そして旅の後半には、なんとアウトドア界の大先輩である堀田さんも来てくれ、数日ともにした。

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旅のエッセイ本や記事も数多く執筆されている、そんな堀田さんとわずかでも旅を共にできたのはなんとも贅沢。


ニュージーランドでキャンプしてみて、日本との違いもたくさん感じた。
車を走らせれば、どこまでも広がる壮大な自然に思わず「うわあー・・」と声が出る。
そんな美しい景色を目に焼きつけながら、ニュージーランドでキャンプ旅ができる喜びをいっぱいに噛み締めた。

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このキャンプ旅のことはまた詳しく書きたいと思う。


長くなってしまったので続きは後編に。




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