美味しいプリンを探して
プリン本とやらをいただいた。本当にプリンのことばかり掲載している本。マニアックととられてもよいだろう。幸せがいっぱいつまった本だ。
この本に掲載されているプリンを提供しているお店は、主に東京ばかりなので、大阪在住のわたしにはちょっと残念な気持ちにはなるのだが、めくるだけでもワクワクがとまらない。このために東京へすぐにでもいきたいぐらいだ。
掲載されているプリンの固さやカタチの凡例まで載っているのだ、さすが地図出版社から発売されているだけある。
かなりかため と、かため、ややかためっていう分類がちょっとよくわからないのだけど、編集担当の方は、全店舗食べてみたというのだからびっくりだ。相当プリンが好きじゃないとできない仕事だし、逆にプリンが好きすぎて一冊仕上がったのなら、脱帽だ。わたしももうすでに、3店舗行きたいお店をポストイットで印をつけた。いまやインスタなんかで人気店は調べられる世の中だ。
でもやはり、紙の本って素晴らしい。
出版関係の仕事をしているせいか、紙の匂いが好きだ。紙の質によって本の匂いも変わる。成果品が仕上がると、必ず匂いを嗅いでいる。
話が少しそれてしまったが、そのプリン本のおかげで、もともと好きだったプリン愛が再熱してしまった。すぐに大阪で食べられるプリンのお店に行った。
に行ってきた。店構えは撮れなかったのだけどオシャレでちょっと入りにくかった。勇気を出して頑丈なトビラを開くと、これまたオシャレな雰囲気をかもしだしていた。席に案内されるまでに「プリンはありますか?」と尋ねた。なかったら来た意味がない。一緒にコーヒーはいかがですか?と聞いてくださったので、飲みやすいものを、とお願いした。これがまた心地よい素晴らしい接客だ。
お店の中もオシャレで清潔感にあふれていた。窓からの日差しが、時間によってかなり眩しくなるようだった。後から来たお客さんを違う席にどうぞという配慮が聞こえた。
どう撮れば美味しそうに写るのだろう。わたしは今年になってインスタをやり始めたのだが、なかなか写真がうまくならない。iPhoneでも上手に撮ってる人はいくらでもいるだろう。iPhoneで上手く撮るレッスンをストアカとかでやってないのかな。
プリンはかためで、ややかためなのかかなりかためなのかはちょっとよくわからないけど、本当に美味しいプリンだった。いまどきのトロトロプリンではない。カラメルも上品で甘すぎず、しつこくない。大きめだから2つは食べられないけど、毎日でも食べたいぐらいだ。近所に引っ越したいぐらいだ。
コーヒーも、飲みやすいものをとお願いしたので、ほんとに飲みやすいのをいれてきてくださった。コーヒーの説明をしてくれたのだけど、すっかり忘れてしまった。次回行くときはちゃんと聞こうと思う。
本を読みながらゆっくりしていたのだけど、お客さんも増えてきたことだし、そろそろ出ようとしたときに、テレビの生中継が入ることになった。そんなことならもっとカワイイ格好をしてくればよかった。なんとか生中継までにお店を出たのだけど、後ろ姿は映ったかもしれないな。
美味しいプリンを巡るのが趣味になってしまいそうだ。幸せだ。
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