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初めての座禅体験(in永平寺)

お世話になっております。千木良といいます。
ここしばらくはよく寺社仏閣に行っているような気がしてきました。

ほど良く歩き回れて、ほど良く緑が見えるので普段の疲れ目の癒しになれば良いなと思いつつ行ってます。

前々からなんとなく「座禅というものをしてみたいな~」と漠然と思ってはいたのですが、中々行けていませんでした。
そんな中、丁度良い機会ができましたので行ってきました。

座禅体験レポ+ちょっとしたゆるい紹介になれば良いなと思います!
※間違いがあったらすみません。

大本山永平寺(だいほんざん えいへいじ)

福井県吉田郡永平寺町にあります。曹洞宗の仏教寺院です。
多くのお坊さんがここで修行をしています。

鎌倉時代中期、寛元2年(1244年)に道元によって開かれた座禅修行の道場が永平寺になります。

曹洞宗の宗祖である道元は京都に生まれ14歳の時に比叡山にて出家しています。

山の奥深くにあります。立派な木がたくさんあります。
近くには一乗谷朝倉氏遺跡があります。桜の時期に行くととても綺麗な所です。大河ドラマ『麒麟がくる』で水玉ピンクの似合う朝倉義景がいた場所です。

お土産通りの先に永平寺の門があります。
近くには川が流れています。永平寺の境内は絶えず川の音が聞こえて涼し気です。

石碑や石仏があります。

緑が栄えます。あと凄い穏やかな風が流れてます。

境内の全景図です。滅茶苦茶広いです。

広いですね~。
ここで多くのお坊さんがガチな修行をされているそうです。

修行僧の朝の食事が約760年前から変わらないそうです。
(朝食例)粥、胡麻塩、梅干し、沢庵という基本的に質素な内容のため、脚気にかかる僧もいるのだとか…。

夕食には肉は無いものの、季節の野菜をたっぷり使った味噌汁や、野菜の切れ端等を使った天ぷらなどもあるようです。それを聞くと美味しそうです。

修行僧の生活は座禅、朝課(読経などの朝のおつとめ)、行鉢(正式な作法にのっとり食事をいただく)、作務(掃除)になります。

睡眠も決められた畳の範囲で行い、春と秋は4時起床、冬は4時半起床、夏は3時半に起床をしなければならないそうです。永平寺の朝は早いですね。


外からも色々な建物が見えます。
良いですね~。
唐門!


永平寺の中に入ります!
拝観料は500円になります。

座禅体験(日帰り)は、拝観料とは別に500円を納めます。

座禅体験を行う人に貸し出されるリボンを体のどこかにつけてお坊さんに呼び出されるまで待ちます。
その間、いただいたパンフレットを読みながら座禅のイメトレ(?)をしました。

そんなこんなで座禅にワクワクしていました。
そして呼び出しがあり、お坊さんに連れられて座禅を行う部屋に入りました。

参加者の人達は20代~30代と大学生や若年層が多かったです。

座禅が始まる前に、お坊さんから座禅の組み方、合掌の仕方、座禅時の手印のやり方の説明があります。

座禅の組み方(胡坐っぽいの)ですが、主に2パターンありまして膝を畳につけて片足の裏を上に向ける半跏趺坐と、同じく膝を畳につけて両足の裏を上に向ける結跏趺坐がありました。

特に後者の両足の裏を上に向ける結跏趺坐はかなり難しいポーズでして、修行されているお坊さんも「難しいので私にはまだできません」との事でした。実際やると足が痛いです。

胡坐が難しい人は、坐蒲(ざふ)と呼ばれる丸い座布団を使って正座をして行います。これはこれで足がしびれそうです。

ちなみにこの座禅での呼吸は腹式呼吸でした。


そして電気が消され、屋内は暗くなり、座禅が始まります。

例の座禅用の棒こと警策(きょうさく)を持ったお坊さんがゆっくりと参加者の背後を歩いていきます。

座禅の途中に集中力が切れたり、眠くなったりした場合は合掌を行い、それがお坊さんへの合図となって肩を叩いてもらうという流れになります。

予想以上に凄い音がしていました。(周辺が静かなだけに余計に)


集中力が試されます。自分はずっと襖の骨組を見てました。(座禅時の視線は真っ直ぐ前との事なので)
終わった後の、襖の骨組みの残像が凄かったです。

座禅体験を終え、次は永平寺内をまわっていきます。
とても広く、そして多くの修行僧がいらっしゃる場なので緊張感もあります。

永平寺の屋内(外との戸や仕切りが無いので風がそのまま入ってきます)

お坊さんが廊下を歩く際は、仏様が安置された場所を通る度に必ず合掌+会釈をされていました。


階段がとにかく多いです。
お線香。変わった形で面白いです。


お坊さんが毎日雑巾で掃除をしているので廊下も階段も綺麗です。


画家達による数多くの花の絵画が天井を埋めています。


以上で永平寺の座禅体験の感想を終えます。
貴重な体験をしましたし、座禅でリラックスができました。
また訪れたいと思います!


ありがとうございました!!

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