◇書き出しだけが溜まってゆく

なかなか日記が更新できませんね。
書こうと思って開き、実際に文字を打ち出してはみるのですが、数行で止まって一時保存。それを繰り返しています。思い切って消してしまったものもある。
読み終えた本の感想も書いてみてはいるのだけど、やはり進んでないんですね。作品の簡単な紹介をする段階で躓いていたりする。Twitterでぽろぽろ言葉をこぼすのとは違って、きちんとまとめないとって思うからでしょうか。
紹介は置いて、ネタバレも込みで、ただ好きなシーンについて思うまま語る。それだったら出来る……かな。どうかな。

小説を書いていたころも、冒頭部分だけで頓挫してしまったものが、割とあった気がします。キャラや世界の設定、書き出しや事の始まり、そこから膨らまそうとした場合に多かったと思う。
上手く進むのは話の肝となるシーンやセリフが明確に存在していて、それに向けて構築していったときでした。これさえ書けたら満足だというものがあり、どうしたら辿り着けるのか。道筋を考える。そういうパターン。

いま日記が書けないのも、こういう題材はどうだろうという部分からスタートしているからかもしれません。こういう主張がしたいんだとか、この文章を織り込めたら良いのだという部分がないから。
なんだか堅苦しく考えているようですが、単に終着点が見えずにどう進むべきか考えあぐねているんでしょう。

今回書けたのは、日記が書けない現象と小説が冒頭部分でお蔵入りする現象に通じるものがあるんじゃない?という触れたい部分があったからですね。
そういう核がないと書けない、というのは自分を狭めている気がするので、設定したテーマについて書きつつ掘り下げてゆく、広げてゆくということをしていけたら良いですね。日記がその練習になるのかな。