◇昨夜みた夢のこと

めっきり夢を見ることが少なくなってきました。ただ内容を覚えていないのではなく、見たという感覚がちっともない。眠りに落ちてから覚醒する間が、まったく抜け落ちているようなものです。
それでも、年に数回程度でしょうか。はっきり「夢を見た」と言える日があります。しかも、ほとんどは「遅刻する夢」。

昨夜もそうでした。夢のわたしは高校生で、気づけば遅刻しそうだと焦っていた。荷物を抱えて走っていく。自転車通学だったはずだけれど、自転車はどうしたのか分からない。
学校へ着くともう授業は始まっていて、教室の後方に座っていた先生に遅刻を詫びました。その方は実際に高校時代、数学を教えてくださった若き男性教師。教室内が薄暗いのは、スクリーンで何か観ている最中だからのよう。
映像が終わり明るくなって、カバンの中身を確認したときに血の気が引きました。体操着を忘れている。
その後どうなったのかは、わかりません。とても曖昧で、その内に目が覚めた……という感じです。

この「忘れ物」も「遅刻」と合わせて夢に見ることが多い現象。前は体育館用のシューズを忘れたし、そもそも時間割表が見当たらず、どの教科書が必要かさえ分からないことがありました。
用意に手間取っていることが遅刻の原因になることもあれば、遅刻しそうだったことが忘れ物の原因になることもある。途中で気づくこともあれば、着いてから発覚することもある。パターンはさまざま。

そもそも学校へ着けないときもありました。なぜか街中に巨大なアスレチックが登場して、そこを必死に抜けているうちに目覚めてしまったから。あの時は諦めたか開き直ったかで、楽しんでいたような。

子供のころはよく空を飛ぶ夢を見ていたし、もっと突拍子もなく面白い、楽しい夢を見ていた気がするんですけれど。今夜、そんな夢が訪れてくれないかな。せめて、遅刻とは無縁の穏やかな眠りであればいいと思います。