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読書・映画鑑賞記録(2024)

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読んだ本や観た映画の感想。Twitterに載せたもののまとめです。
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#読書

読書:蝉谷めぐ実『おんなの女房』(9/4読了)

女や女房のあるべき姿に囚われていた武家の娘が、見せる変化、選ぶみちに惹かれた。 時は文政…

chigi
3週間前
4

志馬なにがし『夜が明けたら朝が来る』(8/18読了)

当たり前が崩れた日々に戸惑う彼女が、必死に駆けた先で迎える朝の鮮やかさが忘れられない。 …

chigi
1か月前
2

読書:レイチェル・ジョイス『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』(8/4読了)

身体の奥底から揺さぶられ、震わされるこの感覚は何だろう。 かつての同僚から末期癌の知らせ…

chigi
1か月前
4

読書:神岡鳥乃『空冥の竜騎』(7/10読了)

深い絶望の底から飛び立ち、駆けてゆく姿に惹かれた。 感覚を同期させた《竜》に乗り、空を戦…

chigi
2か月前
5

読書:にのまえあきら『無貌の君へ、白紙の僕より』(4/29読了)

見ること、描くことが形作ってゆく彼らに惹かれた。 復讐を手伝ってくれませんか――人前で目…

chigi
5か月前
5

読書:張國立『炒飯狙撃手』(4/25読了)

これは面白かった! イタリアで台湾の高官を射殺したスナイパー・小艾と、台湾で複数の殺人事…

chigi
5か月前
4

読書:澤村御影『准教授・高槻彰良の推察10』(4/3読了)

高槻の過去を思わせるような状況の事件、驚いたのは飯沼の様子でした。専門の芸能ゴシップでもないのに、高槻を頼ってまで知りたがる理由。こういう顔もするんだと、こんな思いを抱いていたのだと、感じ入るものがあった。 高槻が見舞われる事態――思わず踏み入ることになった場所も、あわやの危機も、心が冷える思いで。何より、彼自身は知らない、尚哉がもっとも近づいているモノにぞわりとする。 けれど尚哉の決心と行動に、頼もしさを感じるんですよ。 思えば当初、手放したがらなかったのは高槻のほうだ

読書:吹井賢『ソーシャルワーカー・二ノ瀬丞の報告書』(3/23読了)

心にじんわり灯るものがあった。 京都の小さな町で新米ソーシャルワーカーとして奮闘する二ノ…

chigi
6か月前
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