映画『アイミタガイ』(11/3鑑賞)
巡っていく想い、想いが繋げてゆくものに、じんわり満たされる作品でした。
親友を唐突に喪った主人公は、今も変わらずメッセージを送り続ける。彼女たちが紡いできたもの、二人も含めた人々に何が起こっていたか、次第に明らかにされていく。
踏み出せずにいる主人公は、過去にも先を塞がれるような経験をしている。その時、手を取って連れ出してくれたのが、亡くなった親友なんです。
物語の中には、そんな、前へ進みだせずにいる状況や、その背中を押す行為が、何度も描かれている。
アイミタガイ――“相