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皆、私の事だと言うけれど【あの人が好きなのは多分私じゃないよ?】-1-

過去の日記を綴ろうと思ったのは
これっぽっちの時間の中で
溢れんばかりの感情を覚えたから。
「それを、忘れる前にここで綴ってみたらどうかな」と提案してくださった先生がいたから。です
ありがとうございます。
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4月×日
私はこの日も、専門の同期であるロイが経営しているライブハウスでギターを弾いていた。
アクセスは悪くないが
ここは私の住む街からだいぶ距離がある。
しかし好んでここに足を運ぶのは、店長を務めるロイの人柄と努力する姿勢に惹かれてのこと。 
実際、ロイとこうして仲良くなったのも
このお店がきっかけで、専門時代は絡みもなく
お互いに我が道を突っ走っていた。
お店をはじめるにあたり、とにかく人を集めたいという思いで私にまで連絡をくれたロイに
感謝しながら演奏をする。

ここに来る人たちは皆、同じようにロイの魅力に惹かれた人達だと思う。

だから、私は彼もそのひとりだと思っていた。
バーカウンターの中で、ドリンクを作る彼は
とても背が高くて目鼻がくっきりしている。
でも何より存在感の主張になっていたのは
アンバランスな服装。
多分、もっと似合う服があるよ。
親切な心とお節介でそんな一言をかけてしまいたくなるような組み合わせをいつも選ぶのは
どうやら憧れの人を真似ているらしい。
彼との出会いが自分にこんなにも大きな台本を与えるものだとは予想していない。

もし、今から
出会う出会わないを選択出来るなら。
それでも私が答えに悩むのは
面白く興味深いことのひとつだと思う。

失ったものと手にしたもの
その釣り合いがこの日記を書き終わる頃までに
測れたらいい。

もしも、一緒に考えてくれる人が居るならば
心から嬉しく歓迎。します。

#恋愛 #日記 #過去 #私の戦い方

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