うらみます、というけれど
高校生の時、死ぬほど嫌いなひとが2人いた。
1人は、ひとの失敗をあざけ笑い、入試を終えた中学生に「邪魔」と呟いていた。
世界中の卑罵語を集めてもわたしの心を表現できないほど、
きっと、そいつより嫌いになるひとはいないだろうってほど、大嫌いだった。
もう1人は、デリカシーなくひとの本名をTwitterで晒しあげ、ある科目で学年最高点を取っていた。
その科目は、努力すればわたしも学年最高点を取れそうな科目だった。
得意科目で取られたとしても悔しかったが、「努力すれば取れそう」な科