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ちいさな詩と絵

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#アナログ絵

過ぎゆく夏の空の下(ちいさな詩と絵)

過ぎゆく夏の空の下(ちいさな詩と絵)



眩しく 遠くを仰ぎ見るふりをしながら

瞳の隅っこに あの人を映していた

あの人の瞳は 私を通り越し

輝く人を そっと見つめている

この 静かな恋を知っているのは

過ぎゆく夏の空と

ちいさくうつむく 私だけ

春がくるよ(ちいさな詩と絵)

春がくるよ(ちいさな詩と絵)

知ってる?

虹の球根から その花は咲くんだって

親指姫が住んでる ドレスのような花は

色とりどりの綺麗な色で

それはそれはいい香り

ねえ

さっきまで 冷たかった空を

小鳥がくわえて 飛び去ったのを見た?

もうすぐ    春がくるよ

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帰る場所(ちいさな詩と絵)

帰る場所(ちいさな詩と絵)

君が

この空の下のどこかにいると

そう思うだけで

こころに 星のような花が咲く

僕の帰る場所はいつも

そんな想いが 揺れながら光るところ

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星屑と眠ろう(ちいさな詩と絵)

星屑と眠ろう(ちいさな詩と絵)

シャラシャラと流れる星屑たちは 

静かな夜の入口に落ちてゆき

その閉じた睫毛の先を 甘く通り抜けた瞬間に

夢の国の扉が開くって

そこでずっと待ってる

今は遠いあなたに

もう一度逢えるまで

朝が来るまで

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