落ち込んだときの立ち直り方

人間、生きていれば、気分が塞ぎ込んでしまったり、気持ちが落ち込んでしまうことがあると思います。
 
もちろん、この文章を書いている私にだって、そういうときはありますし、気が滅入って食が細くなることだってあります。「そんなことはない!」なんて言える人は、おそらくこの世の中にはいないのではないでしょうか。
 
ですから、今回は避けることのできない気持ちの落とし穴に遭遇してしまったときに、どう対処すればよいのかについて、考えていきたいと思います。
 
気持ちが落ち込んでしまうと、“お先真っ暗”という言葉があるように、目の前が暗くなって、出口のないトンネルに迷い込んだように感じてしまいます。そうすると、「もうだめだ……」とか、「なんで自分ばかりがこんな目に遭わなくてはいけないんだ……」と、自分自身を否定して、この先にはいいことがないと物事を悲観的に捉えがちです。
 
もちろん、誰だってこんな感情にはなりたくありませんよね。そこで、たいていは「落ち込まないためにいかにすべきか」と考えるのですが、冒頭でも申し上げましたとおり、落ち込まない人間などいません。
 
ですから、「落ち込まないようにどうするのか」ではなく、「落ち込んでしまったらどう“対処”すべきか」という発想の転換をしたほうが、より現実的な考え方だといえます。
 

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