夫婦の間に生まれる「慣れ」
『夫婦となりし二人
互いにののしり合うは
おろかなり』
この詩は、夫婦の間の「慣れ」の恐ろしさを言い表したものです。
新婚時代は相手に気を遣っていたのに、日常生活の「慣れ」の中で、頭ごなしに相手を批判し、また相手も相手で冷静になれずに、むきになって言い返す……。
やがてはただの罵りあいになってしまう場合も少なくないでしょう。
そうして年を積み重ねて気づいたときは、お互い恨みつらみしか残っていない……。
拝殿の前で、そんなご夫婦の痛ましい姿を数多く見てきました。
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