空から豚ではなくお金が降ってきた
何がきっかけでそうなったかは、覚えていませんが、妹と「空からぶたが降ってくる」話で盛り上がっていました。
矢玉四郎(やだま しろう)の「はれときどきぶた」という話ですーー
「十円やす」というニックネームの小学3年生の畠山則安は、お母さんに日記を読まれたことへの悔しさから、滅茶苦茶なことを未来の日付で書いていくと、それが現実になってしまうというストーリーです。
それから、何日か経った後、私はいつものように自転車で出勤し、信号待ちをしていました。確か明日を大晦日に控えた日だったと思います。
(空からお金が降ってこないかなー)
空を見上げて呪文のように心の中で呟いていました。
そして、セブン銀行に寄ったときのことです。私は不思議な感覚に陥りました。給料とは別に残高が20万円ほど増えているのです。
一瞬にして慌てました。嬉しさよりも焦りに意識が行きました。だって、一般的なアルバイトの月給分くらいの金額でしたから。記帳してみると、「給与」と表示されていました。疑惑が確信に変わりました。
(これは誰かの給料が間違って私の口座に入ってしまったのかもしれない。年末年始にお金が必要なときに誰かが困っているかもしれない...)
すぐに銀行に電話して確認しても、そのようなことはなく、狐につままれたような気分でした。
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結局、その約20万円は何だったかと言うと、年末調整で返ってきた分でした。上司から私が最高額だったと言われました。おそらく給料日に一緒に振込されていたはずなんです。でも私は12月半ばに出金した後、ATMを使っていなかったので、それに気づくはずもなく......。
こんな形で宇宙銀行からの振込があるなんて、誰も想像つきませんよね。
そしてそのお金は翌年に運転免許証を取るために使うことになります。お金が貯まらないから車の免許は諦めていたのですが、潜在意識が叶えてくれました。
そして「はれときどきぶた」は未だに大好きな話です。今はアニメ化もされているようですが、まだ知らない人は一度絵本で読んでみることをお勧めします。
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