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勉強会・輪講会の工夫

研究室やグループで輪講などをした時にこんなことありませんか?
* 自分の担当部分の読み込みと資料作りで力尽きてしまう
* 他の人の発表をちゃんと聞いてなかった
* 本当はわからないんだけど、なんとなくやり過ごしてしまった

できるだけみんなで読んで理解できる工夫を最近しているので紹介します。

特徴

* 毎回全員がちょっとずつ読む
* スライド等の準備はしないで、口頭+ホワイトボードで説明をする
* 担当以外の人で共同でノートを作る

想定している勉強会・輪講会

* 教科書や技術書をみんなで読む
* 人数は4人〜10人くらい(とりあえず今は6人くらいを想定)
* 毎週実施して、半年くらいで本を読み切る

今までの輪講ってこんな感じ?

* 章や節ごとに担当を決める。日本語の本なら1章ずつ、英語の本なら10〜20ページずつくらい?
* 毎週1人〜2人が担当。当日はスライドを作って説明をする。

私たちのやり方

割り当て
* 毎週全員が30分くらいで読める分量を担当する。英文の教科書だったら3ページ分くらい
* 担当部分は重複させる。たとえば6人でやるとしたら、2グループか3グループに分けて読む。

準備
それぞれ自分担当のところを読んでくる。発表用のスライドは特に用意しなくていい。(もちろん、自分で理解するためのメモは作っても良い)

勉強会にて
最初は、同じ担当だった人たちで集まり理解合わせをする。時間は20分くらい。その間に大体どんな話だったのか、よくわからなかったところなどの認識合わせをする感じで進める。

そのあと、全員集まって順番に担当部分の解説をする。ここで1時間くらい。
解説の仕方は、同じ担当のグループで話し方を決めてOKだけど、同じグループで他の人が解説してる時はフォローなどをする。結構難しめの技術書とか研究関係の話はこのフォローが結構重要になる。

そして、担当以外の人は全員でオンラインの共有ノートを書き込む。共同での共有ノートの書き方は後で書く。

解説が終わった後は、ノートを見ながら担当分を主に確認して違っている様なら修正をして終了。

効果

* 毎回自分の担当があるので、担当以外聞いてなかったことはなくなる
* 同じところを読んでる人が複数人いるので心強い
* はじめに分からないところを補足しあえる
* 準備する時間を取られないで済む(30分くらい読んで理解すればOK)
* 聴きながらメモを取るので、理解しようとするし、分からないところで止めやすい

共有ノートの書き方

Dropbox PaperやGoogle Documentなど、他の人が書き込んでいる様子がリアルタイムでわかるものを使う

ポイントは、1段落ずつ交代でまとめること。 1人でリアルタイムにメモるの結構大変だけど、自分担当の次の段落は誰か他の人が書いてくれるとなれば落ち着いてまとめられる。担当の順番とかはあらかじめ決めてもいいし、その時の感覚で決めてもOK。

理解できなかったところ、聞き逃したところは、即座に聞いてもいいし、メモに「わからなかった!HELP!」と書く。

参考にしたもの

* ジグゾー法:https://coref.u-tokyo.ac.jp/archives/5515
 そのままやるには時間が結構必要なので、最初に同じところを担当した人で集まるところだけ採用になった。
* パソコンノートテイクの連携入力:https://www.tsukuba-tech.ac.jp/ce/xoops/file/seika/PCmanual-1.pdf
 共有ノートの書き方のベースにしたもの。講義の内容をリアルタイムに文字起こしする時には複数人で連携してやる。大抵1文ずつ担当を回すが、担当者がつまってそうだったら、途中から別の人が担当したりできる

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