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Scrum Fest Osaka 2021の登壇報告と、就職活動についてモヤってることの告白

SFO2021で「探究とアジャイル」と言うタイトルで登壇しました。

内容としては「enPiT筑波大でアジャイル開発を導入したPBLやってるけど、それって教育的には何が嬉しいの、て言うのをちゃんと考えて調べてみた」って話です。

スライドだけ見ると、なんかつい最近知ったことをあたかも自分の知識のようにひけらかしているような感じになってて恥ずかしいんですが、実際の登壇では結構「いやー、こう言う話を聞いたけど難しくてまだ咀嚼できてないんですわ」とか「今勉強している最中でして」みたいな話の連続です。

要はまだ学びの入り口にはいったよーって感じですけど、一応定期的にアウトプットさせて行こっかなと考えてます。

ところで。

発表のあと、「大学側から見た、企業への期待というのは聞いてみたいです。」と言う質問があったんです。準備している時にそんなことも考えてたんで、よーし!答えちゃうぞ!って思ったんですが、言語化できず。つくづく思うんですが、私ってどうも図で考えているみたいで、言葉に起こすのがとにかく苦手なんですよね。言語化しようと自分で整理しながら考えないと口から出てこない。

と言うわけで改めて考えたんですが、

「企業と大学のつながり=就職って考えちゃう(私が)嫌だ」

てのと、

就職「活動」が好きじゃない

ということが言いたいんだなぁと思いました。

ここから書くことは、私の観測範囲内の世界の話なので、実状を理解していなくて勘違いで話をしていたらほんとごめんなさい。

私の狭い視点での印象なのですが、大学生の企業とのつながりのほとんどが「就職」で繋がっていて、学生が積み上げてきた経験とその先に連続性がない(はっきりいえば断絶がある)感じがモヤモヤすると言うか。

で、個人的にそんなに嫌じゃない活動があって、それが学会でのリクルーティング&研究インターン。私の観測できる範囲だけの話になりますが、学会で学生の発表聞いてその後ディスカッションして、個別にインターン誘って、そしてインターンでは本気で一緒に研究活動してその結果を国内研究会なり第一線での国際会議なりで発表してる、と言う事例をみていってます。

なんていうか、学生の本気の活動とその先の経験のつながりがちゃんとある感、そして誘っている側の本気度が見えるからそんなにモヤらないのかな。一連の流れが私から見えてるからなだけかもしれませんが。

で。最近すっかりアジャイル関係のコミュニティに出入りしちゃっている私なんですが、RSGTとかXP祭り、Scrum Fest XXとかで聴く学びの話は、学生たちがPBLで獲得している学びと変わらないわけで、学びあい、相乗効果と言う意味ではもっと混じってもいいんじゃないかと思ってます。「大学生なのにすごい」とかじゃなくて本当に同じ視点で。そう言うこともあってAgile PBL祭りなんかも企画したりしているわけですが。

それでRSGTとかのコミュニティの活動とかでもたまに見かける、仕事の関係やコミュニティの繋がりから転職するみたい話が、学生の就職についてももっと普通にあってもいいんじゃないかなぁ、とそう言うことが言いたかったわけです。

よく考えたら、普通に技術系の勉強会ではすでに起きていることなのかもしれません。私が参加していないだけで。

で、あれ?そうか、と思ったんですが、そういえばアジャイルコミュニティでもいましたいました。Scrum Fest Osaka 2021でも登壇してました。

なぁんだ。私が心配することはなかったんじゃん。

彼はまだ大学生だし、就職活動をここでしているわけでは全くないんですが、少なくとも就職活動がつながりではなくて、チームでプロダクトを作ることにおいての学びを普通に共有して普通に学び合いたいから参加している、その感じって、私がこうありたいなって思っていることだなぁってふと気がつきました。

別にそれをきっかけに職が決まって欲しいとかじゃなくて。それ関係なくて普通に学び合ってる関係がいいよねって言う意味で。

そういえば、大学生とか社会人とか関係なく普通にみんな一緒に学び合うイベントが一つあったなぁと思いまして、それが Coderetreat for girls.

集め方はともかくとして、学生と企業の人が混じってペアを何度も交代しながらわちゃわちゃしながらプログラミングするのほんと楽しかったなぁ。はじめ企業エンジニアの人はメンター的な役割で考えてたけど、始まってみたらそんなこと割とどうでも良くなったと言うかみんな楽しんでたと言うか。

と、いうわけで、何が言いたいかよくわからなくなってしまいましたが、大学生だ社会人だなんだ関係なくておんなじようにわちゃわちゃ楽しんで学ぼうよって言うのと、そこから自然にキャリアパスが決まっていくのが普通になってる未来がいいなぁ、っていうそう言う話でした。

でもって、最初の質問に今答えるとしたら

「同じ目線で同じように、多様な参加者の一人として一緒に学びあうことを期待しています」

てことかな。

おしまい。


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