アイシャドウについて考える・其の弐
今回は、前回の続きとなっておりますので、まずこの記事
をお読み下さい。
前回はアイシャドウパレットの4~5色って多いですよねという所でお話を終えた訳ですが、じゃあ何色あればよいのかという結論から先に申し上げてしまいますと、2色です。
これは今、最も簡単に出来る美女に見えるアイメイクに必要なアイシャドウの色数になります。
と云う訳で、今回は
美女になれるアイシャドウの選び方(実践編)
を書いて行きまーす。
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そういえば前回、結局どんな色のアイシャドウが良いのかま~ったく書いてませんでしたよね?
安心して下さい、わざとです!
この説明が異常に長くなりそうだったので、2回に分けたのです。
目元について誤解されてる方が多いと思いまして。
なのでまず、この誤解を解いてしまいますね。
目元のくすみを感じて気にしていらっしゃる方ってものすごく多いと思うのですが、実は、人間誰しも目元はくすんでいるものなのです。
ご存知でしたか?
程度の差こそあれ、乳幼児以外もれなく皆、目に近い部分の皮膚は他の部分と比べると暗い色をしているのです。
だから皆様、くすみなんて気にしないで!好きな色のアイシャドウを使いましょ♪
な~んてスイートな事は言いませんよ、わたくしは。
何しろハードコアなメイク研究家ですのでね。
くすみってどうにもこうにも図々しく居座っているので、逆に気にしまくって、もう利用する事にしました☆
と、若干イカレた宣言をしてみます。
でも適当に言っている訳ではないんですよ。
マッドではございますが、真剣な研究に基づいた発言ですので宜しくお願いします。
と云う訳で、ちょっとこちらをご覧戴けますでしょうか。
くすみを気にしまくった結果、画像のA部分は誰でもくすんでいると思ったのです。
いやもっと広範囲くすんでますよ(泣)という方も、Aがいちばん濃く暗い色のはずです。
悲しいですよね。よ~くわかります。
でも元気を出して下さい。
何故なら、画像のB部分は誰でも綺麗だからです!
顔の中の他の部分と比べて、ここの皮膚が綺麗な事にお気付きでしたか?
一重・奥二重の方のほうが、フラットな分、より綺麗な傾向が高いですし、
画像よりもっともっと広範囲に綺麗な方も大勢いらっしゃるはずです。
一口に目元と言っても、こんなに狭い範囲なのに皮膚の色や質感が均一ではないんですね。
なので、この事を利用します。
もし、眉毛がボサボサで綺麗じゃないですよ(泣)という方がいらしたら、まずこちらを実践してみて下さいね↓
綺麗な部分はそのまま活かすに限ります。
基本的に、わたくし智恵子式はこの方式となっております。
と、このような理由により、Bの綺麗さを邪魔しない色&質感のアイシャドウをメインで使います。
皮膚感の綺麗な眉下辺りには何も塗らないので、そこと違和感なくつなげるのが目的です。
これがまず1色めですね。
そして一般的には、A部分にいわゆる締め色と呼ばれる濃い色のアイシャドウを塗る技が推奨される場合が多いのですが。
唐突ですけど皆様、最近アイシャドウパレットってご覧になりました?
昨年とか今年発売されたやつです。
店頭で直接じゃなくて、ネットとか雑誌でご覧戴くので十分なんですけど。
えっとですね、わたくしが何を言いたいのかというと、
最近のアイシャドウパレットって締め色が入ってない!という事です。
アイシャドウパレットは大抵、ハイライトカラーと呼ばれる明るく薄い色・締め色と呼ばれる暗めの濃い色・メインとなる中間の色1~3色で構成されているんですけれども、抜け感と云う流行が続いているせいか、昨今の締め色って淡いんですよね~。
なので今、ここに濃い色を持って来ると顔が古臭く見える恐れがあります。
まだまだマスク生活が続いているのでアイメイク、大事ですよね。
前時代的な顔面を作成している場合ではないのです。
と云う訳で、2色めは濃くない色が良さそうです。
締まらないのに塗る意味はあるのだろうかと疑問を持つ方の出現に備えて、とある効果を炸裂させる色を選びますね。
それが、この2色セットです。
こちら↓の14ストロベリーファッジです。
えー!ピンク苦手!と仰る方もいらっしゃると思います。
デパコスにありがちなシルキー質感のパールたっぷりパウダーに見えますし
腕の内側に塗って接写するとこんな感じですし。
でも、この引きの画像を、この肌への溶け込み具合を見て下さい!
これ、件の、見た目と塗った時の感じが全然違うやつです。
このなじみ具合はゴールドパールによるものなので、お肌に黄色みが全く無い方以外には確実に効果がもたらされます。
という事は、結構どなたにでも合いやすいはずです。
これじゃあ何にも塗ってないみたいになりそうって、思いました?
では、先程のくすんだ素の目元に再び登場して貰いましょう。
気の毒なので早急にこの2色を塗ります。
効果をわかりやすくするため、アイラインもマスカラもなしにしますけど。
はい。
え?くすみって何ですか?ごめんなさい、ちょっとわからないです~♡
と言ってもOKなすっとぼけアイ(BUT美女)の誕生です。
くすみが全然無かった事になってますし、丸い目頭がしゅっと見えるほど目のフレームラインがはっきりしたので横幅が広がって見えますよね!
なのにすごくナチュラルに見えると思います。
これは、くすみを増幅させる色を使ってアイライン効果を出したためです。
濃い色を使わなくてもこういう効果は出せるのですよ。
ですから、アイラインを入れるのがどうしても怖い方や苦手な方には、是非お試し戴きたいです。
具体的には、このように塗ります。
①ピンクをアイシャドウブラシまたは中指のはらに取って、一旦ティッシュペーパーか手の甲でなじませて、まず、上まぶたの中央に置いてから、横にしたブラシ(中指のはら)を左右に動かしてアイホールいっぱいに下から上に向かって広げます。
上に行くにつれて薄くなるように塗り広げて下さい。
この動きを繰り返して重ねてもOKですが、ここは何も塗っていない部分とつなぎたい所なので、何度も何度も塗り重ねない事をおすすめします。
②ブラウンをチップに取って、上まぶたのキワに沿って塗ります。
空いているほうの手でかる~くまぶたを横に引っ張って、なるべくフラットな状態にすると塗りやすくなります。
一気に線を引くのではなく、チップを左右に小刻みに動かしながら2mmぐらい(測らなくていいですよ!)の幅で塗り潰して行きます。
この幅を太くしてしまうと効果が半減してしまうので、二重まぶたの方なら二重幅の半分ぐらいの幅で大丈夫です。
最後は、目を閉じた時の自分の目尻のラインをそのまま3~4mmぐらい(測らなくていいですよ!)延長させて、スーッと消えるように細く塗って下さい。
これは元々のくすみと合わさってにアイラインになる所なので、くすみが強い方は何度か塗り重ねてOKです。
ただし、塗る範囲は絶対に広げないように!
③ピンクをチップに取って、下まぶたのキワに細く塗ります。
これはレフ板効果を狙っているだけなので、ただ細~く塗ればOKです。
この商品、ダブルエンドのチップが付いているんですけど、ピンクのほうはチップだと非常に塗りにくいです。
以前は片側がブラシだったんですけどねぇ。
ブランドが自社の製品の良さを理解していないのは困ります!
と、苦言を呈している事からも、ブランドから金品を受け取っている訳ではない事をお察し下さい。
誰もわたくしの事など知らないのです。
いつも通り、この商品を買って戴いてもわたくしには何の利益もありませんので、買って下さらなくて大丈夫ですよ~。
今回の技は
・色の主張が激しくない暖色(綺麗な色とくすみに似た色)で
・ゴールドパールがたっぷり入って
・粉質がしっとりした
アイシャドウでしたら出来ますので、他の製品でも試してみて下さい。
あれ?話が脱線してしまいました。
えっとですね、アイシャドウがうまく塗れないと仰る方って、道具選びが合っていない場合が多いんですよ。
アイシャドウのテクスチャーによって適した道具がありますし、付属のツールでは小さすぎたり、先述のようにダメダメな場合もありますのでね。
とは言え、あれこれ使い分けるよりも、使いやすいものを使いこなして行ったほうがメイク時間の短縮につながりますし、何より簡単なので、アイシャドウブラシでしたら、このようなものがおすすめです。
中指と同じぐらいの幅のフラットで毛先が丸いブラシです。
まぶたのサイズ感って、ちょうど中指の第一関節分ぐらいなのですよね。
サイズ感と形が同じだと、感覚的にどなたにでも扱いやすいという訳です。
と、いう事は、アイシャドウブラシが無ければ、ご自分の中指が使えます。
ただしその場合は、優しくやさしくソフトタッチでお願いします。
でも、今回のブラウンや下まぶたのピンクのように、アイシャドウを細く塗りたい時は小指とかじゃ駄目ですよ!
必ずアイシャドウチップを使うようにして下さいね。
それから。
これはかなり重要事項なのですが、今回の技のアイライン効果を強力に支えているのが、まつげなんですね。
画像でおわかり戴けたでしょうか?
マスカラを塗っていないのに、あんなに目のフレームラインを際立たせる事が出来ているのは、まつげのカールアップ効果も利用しているからです。
と云う訳で、まつげは画像のようにカールアップさせてみて下さい。
えええ?どうやって?という方がいらしたら、こちらで方法など詳しく解説しておりますので参考になさって下さいね↓
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2回に渡って色々書いたので、結果、かなり悪口も書いてしまいました。
でもわたくし、本当はアイシャドウの事が好きなんですよ?
実は、今回の見出し画像のような派手派手ギラギラのとんでもアイシャドウも大好きですし。
ただですね、こういったアイシャドウを
くらいところで はなれてみてね☆
という、迂闊に手を出したらショックで倒れるタイプのものだと瞬時に分類&分析出来てしまうスーパークールな女なのです。
だからこそ、至近距離で見つめられる美女を作成するための研究も捗るのだと信じています。
少しでも皆様のお役に立てる事を激しく願っています。
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この下にある「スキ♡」と云うやつを押すと当たりが出るかも知れません。当たりには、決しておすすめという訳ではないのですが、わたくしが気に入っている化粧品の商品名が書いてあるのです。それでわたくしは「当たり出た人いるかな~♪」と楽しい気持ちになれるので、押してみる事をおすすめしておきます。