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盛り耐性をぶっ飛ばす 即ち 似合うを見付ける

あら。尖ったタイトルですねえ。
は〜いこんにちは〜めっちゃこんにちは〜~~。
と喚き出しかねない勢いのメイク研究家 智恵子でございます。
以前から軽く触れておりましたが、わたくし、

盛り耐性

という言葉に非常に大変とってもバチボコ違和感を抱いておりまして。
特に、盛り耐性ある・なしでメイクが語られる事には違和感を通り越して超疑問を持っています。
それでですね。
この言葉をご存じない方のために、正確&なるべくわかりやすい解説を探してまいりましたので、まずはこちらをお読みいただけますでしょうか。

盛り耐性とは、華やかな装飾に耐性があるかどうかということ。
盛り耐性の“盛る”は“可愛く盛れていることをさすのではなく”ではなく“装飾(華やかさ)を盛る”という意味です。
言い換えれば、「盛り耐性がある」方は華やかなものが似合いやすく、装飾があった方がいい人のこと。「盛り耐性がない」方はシンプル耐性があり、飾らずとも存在感があるのです。
盛り耐性があるからいい、盛り耐性がないから悪いというわけではありません。「盛れた=可愛い、メイクが成功した」という意味でも浸透しているので混同しがちですが、華やかさを盛ることに耐性があるというのが正しい盛り耐性の意味です。

“SNSで話題!【盛り耐性】の真実。
見分け方や特徴を解説” i-VOCE 2023年9月24日記事https://i-voce.jp/feed/2832677/より引用

はい。
まあ、正しい意味はこれでわかりますよね。
しかし、わたくしの正直な感想は
なんでそんな分類すんの?!

ですので宜しくお願いします。
近年流行りの診断系のお話をする時に便利な言葉なのかも知れませんが、誤解や誤用が広まる時点で良い言葉だとは到底思えません。
それでも敢えてこの言葉を使うのなら、

盛り耐性、全ての人にありますよ!

というのが、メイク研究家でございますところのわたくしの意見です。
誰だって、盛りたい部分があれば盛れば良いのです。
もしかしたら、「盛る」という表現が本質をわかりにくくしているのかも知れませんね。

人間の顔面に対して、コスメは色と質感を、メイクは形と立体をもたらしてくれるものです。
メイクの技法とは、いかにこれらのバランスを取って行くかという事になりますので、やり方自体は自由なのです。
だから、ご自分でメイクをする時は、
顔立ちが、より自分好みに近付いて
自分の気分が盛り上がる仕上がりになればOK♪

といったシンプルな目標設定のほうがやりやすいと思います。
上手なメイクは「足す」と「引く」の2通りの技を絶妙に組み合わせて成り立っているものなので、そこに「盛り」と云う方向性の異なる概念を入れて考え始めると、メイクの仕上がりが散漫になってしまうからです。
ここで言う散漫なメイクとは、「何かどこか変。でも、それが何だかわからない」とか「なんか似合わないかも?」などとよろしくない違和感を発生させるメイクの事を指します。

すごく当たり前の事なんですけど、他者を認識する時って頭のてっぺんから爪先まで全部セットでその人だと認識するじゃないですか。
だから、メイクはあなたの実際のファッションに合わせるのです。
これを意識するだけで、メイクのちぐはぐ感は軽減できます。
見える面積が大きいのでファッションが先なのです。
更に当たり前の事を言ってしまうと、顔がない人っていませんよね。
お洋服(ファッションのテイスト)もヘアスタイルも、好みだけで選んでいるような気がしてしまいますが、誰でも等しく必ず顔があるからこそ、自分の顔と似合うかを考えながら自分の好みを反映させているのです。
でも、この事に気付いていない人ってものすごく多いです。
実は誰でも常にうっすらと、自分の「好き」と「似合う」を近付けようとしているんですよ!

ファッションの勉強をされた方はご存じかと思いますが、おしゃれのバランスには「調和」と「外し」の2通りがあります。
パーソナルカラーや骨格や顔タイプなどさまざまな診断でわかるのは(あなたに)調和(するもの)だと思うんですね。
なので、それらの診断結果はここぞという時用だと捉えていただくとして。
(※各種診断を否定する意図はありませんので宜しくお願いします。)
身の回りの全てを調和するものでととのえたとしても、自分が納得のいく見た目になるとは限らないのですよ。
何故なら、「調和」と「好み・趣味趣向」とは特に関係がないからです。
また、盛り耐性やパーソナルカラーとその人自身の華やかさなども全然関係ありませんので、洗脳にご注意ください。
あなたに盛り耐性があってもなくても、どんな各種診断結果でも、あなたに似合うメイクは確実にありますので、ご安心いただきたいです。
メイクの技法の「足す」「引く」と同じく、「調和」と「外し」のバランスも組み合わせて全然OKなものなので、いかに自分好みにまとめるかという事がご自身の納得、ひいては他者への説得力にもつながります。

私にはどんなコスメやメイクが似合うのかな?と思い悩む気持ち、わたくしにはよーくわかります。
メイク研究家となった現在でも、ちょっとそういう気持ちがあります。
でも、何故「ちょっと」レベルまで悩みが減ったのかと言うと、

自分の好みを優先する事が
自分に似合うものを見付ける近道になる

という事がわかったからです。

じゃあ、あなたに似合うメイクをするために何をするのかと言うと。
まず、あなたの「好き」を探す作業をします。
具体的には、数多くのコスメの中からあなたの好みのものを選び出すという事になります。
ご自分で実際に商品を確かめるのがいちばん確実ですので、コスメは沢山試しましょう!
現在はプチプラコスメでも素敵なものは沢山あります。
マナーさえ守れば、ドラッグストアやバラエティーショップなどセルフ式のお店のテスターはどんどん試してOKです。
リップ製品を唇に、アイメイク製品をまぶたに、マスカラをまつげに、など店頭のテスターを直接塗る事はマナー違反です!ので、ご自分の身を守るためにも、この事だけは忘れないでくださいね。

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と云う訳で!
ここからテスターの利用方法をお教えしちゃいます。
ぜひ参考になさってください。

基本的にテスターは腕の内側につけます。
何故なら、顔の肌色にいちばん近いのがこの辺りだからです。
手の甲の色って、意外と全然顔の色と違うんですよね。
コスメが自分の顔色にマッチするかは、腕の内側で見るのがいちばん判断しやすいと思います。

コスメの感触を確かめるには、人差し指で少量取って親指と擦り合わせると、さらさら・しっとりなどの判断が出来ます。
また、コスメの形状を問わず、擦り合わせたあと指紋にガッツリ入り込んで指紋が目立つものほどカバー力が高く、指紋にあまり入り込まず薄づきのものほどカバー力が低くなるので、参考になさってください。

コスメののり方・目元のシワや毛穴への入り込み具合を確かめるためには、指を曲げて第二関節から指の根本に塗ってみるとわかりやすいです。
塗ったあと指を曲げたり伸ばしたりする事で、肌にのったコスメの見え方が更にわかりやすくなります。

リップは、手をギューと握って親指の先を圧迫して、この部分に塗ります。
何故なら、こうする事で指先が素の唇の色に近くなるからです。
買って来たリップ、唇に塗ってみたら思ってた色と違った~!という悲劇を避けるためにも、色の判断はこのようにしてみてください。

リップの質感は、手のひらの親指の付け根の盛り上がっている部分(母指球)に塗る事で確認できます。
ここは唇のシワといちばん似ている部分なので、ツヤ感・マット感・シワへの入り込み具合などがわかります。
何故かインフルエンサーの人とかはよくやっているんですけど、この画像からおわかりの通り、この部分は血管の色がかなり干渉するので色の判断には不向きです。
リップの色は1つ前の方法で確認する事をおすすめします。

さて。
もうお気付きの方がいらっしゃるかも知れませんが。
なんとこの記事、次回に続きます!

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この下にある「スキ♡」と云うやつを押すと当たりが出るかも知れません。当たりには、決しておすすめという訳ではないのですが、わたくしが気に入っている化粧品の商品名が書いてあるのです。それでわたくしは「当たり出た人いるかな~♪」と楽しい気持ちになれるので、押してみる事をおすすめしておきます。


わたくしのメイク技により、ご自分の力でご自分を美しく出来るときめきを感じて戴けますように♡応援宜しくお願いいたします。