牛肉の赤身もいろいろ

こんばんは!

実家が肉専用ホルスタインを約2500頭肥育している牧場のちぃちゃんです🐄

表紙肉③ - コピー

私が就農(農業に就職すること)した24年前は、ホルス(ホルスタインの略)の肥育なんて牛飼いじゃない

牛飼いは、和牛にサシ(霜降り)を入れていかに価値をつけて売るかだ!と悲しいことを言われることもありましたが、

20年以上も経つと、「赤身が良い」という方が増えました。とても嬉しいことです(^_-)-☆

実は、牛肉が自由化になってからのホルスタイン肥育は、見た目や赤身であるということから、外国の牛肉と競合してしまうので職業として必要ないのではないか、という声が上がることもあり、私の大好きな肉、ホルスタイン肥育は今後どうなってしまうのだろう、とずっと不安を抱えながらおりました。しかし、日本国民の皆様が「国産」と「外国産」を区別してご購入されている現状があり、外国産との競合にはならないことを知り、本当に本当に有難い気持ちでいっぱいです。

今日は、牛肉の赤身、和牛とホルスタインの違いについてお伝えしたいと思います。これをきっかけに自分の好きな赤身肉を見つけていただけたら幸いです🐄

細かく説明しだすとキリがないので、和牛とホルスタインの赤身についてお伝えしますね🐄

まず、私の肉嫌いをひと口で返上させてくれた肉「肉専用として育てられらホルスタイン(ホルヌキといいます)」

こちらは、和牛とは全く別の種類です。人間で例えると、日本人、アメリカ人のような違いです。性格も肉質も全く違います。日本で育てられているから和牛ではないので、覚えておいてくださいね🐄

肉専用のホルスタインの赤身はヒレ肉以外※は「噛みごたえが特徴」和牛と違って脂が少ないために肉の割合が多くなります。なので当然、ひと噛みごとに肉の味が口の中に広がり「肉を食べてるー」という高揚感を味わえます。噛みごたえがあるといっても、硬くて噛み切れないのではなく、お肉に弾力があるということです。鶏肉に例えると、地鶏のような弾力。いやな硬さではないですよね ※ヒレ肉は運動量が少ない場所にあるために、和牛のようにとろけるような柔らかさではなく、鶏むね肉に近い柔らかさ。私はもともと鶏肉しか食べなかったので、受け入れることが出来たのだと思います。とにかく軽やか。たくさん食べても胃もたれがないと言われます。


次に和牛の赤身は2種類あります

和牛も霜降りにならない牛がいます。和牛は4種類【黒毛和種・褐毛和種・日本短角種・無角和種】この中で、褐毛和種と日本短角種は霜降りにならない赤身のお肉がとれます。

黒毛和種にも赤身と言われる部位がありまして、それは「もも肉」もも肉は良く動かす部分なので霜降り和牛でも脂が少ない部位です。和牛の脂のコクや柔らかさを求めるならば、「ランプ」や「シンタマ」をお勧めします。ランプはしっかり味があり、シンタマは軽めです。最近、サーロインの脂がしんどくなってきたなーと思われる方は、ぜひお試し下さいませ。


とこのように、牛の赤身といっても、牛の種類、部位によって様々な味わいがあります。ぜひ自分好みの赤身肉を見つけてくださいね!


今日もお読みいただきありがとうございました🍖

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