せん妄
入院してからしばらくして、着替えを持って
病院へ行った際に
「どうですか?」と看護士さんに聞いたところ、
「目に見えないものが見えるようで・・・・」
と言われました。
以前から、よくあることだったのです。
夢と現実の境がなくなってきてるのかな?
夢がリアルになってきているのかな?と
思っていました。
大体、その夢は、
うちは20年以上夜間託児をしているので、
義母からするとその仕事が身体に染み込んでいて、
「あー、落ちたわー」
「怪我してないだろうか」
「たすけてやって、◯◯(旦那さんの名前を呼ぶ)」
そんな寝言?が多くなってきていました。
せん妄という言葉を聞くまでは、
私たちはちょっと認知症だし、寝言だと思っていました。
だけど、「せん妄」の言葉を知ってから、
それは寝言ではなく、「せん妄」だったのではと思いました。
せん妄とは(Medical Noteより抜粋)
場所や時間を認識する「見当識」や覚醒レベルに異常が生じ、幻覚・妄想などにとらわれて興奮、錯乱、活動性の低下といった情緒や気分の異常がとつぜん引き起こされる精神機能の障害です。
夕方や夜間にかけて発生することが多く、大半は数日以内で改善していきます。
せん妄の原因はさまざまで、多くは高齢者が発症します。
一方で手術や入院など通常では異なる状況に置かれると若い方でも発症します。
目に見えないものが見えるのも、せん妄の一種のようです。
5月に体調が悪くなる前に、転倒して背中を強く打って、
しばらく痛がっていた時期がありました。
せん妄の言葉を知った今、それが原因で、
目に見えないものが見えるのが増えたような気がします。
正確にはわからないですが。
せん妄と認知症、似ているけれど、違う。
また、新たな言葉を聞くとドキッとしてしまいます。
ひとつ、ひとつ知ること、
向き合うこと、
介護・認知症の人が家族の中にいるのは
大変と誰もが思うし、私も思ってきました。
めんどくさいし、腹が立つ時もある。
特に、実の親なら、
親の変化に感じるものがある。
だけど、同時に生きるということを
人間の基本・土台・底辺のことを知らされる、学んでいる気がします。
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